ベッドの上で休む女性

残尿感は男女ともにあるものですが、特に女性にだけ多く見られる疾患が存在しています。

排尿障害の悩みはなんとなく恥ずかしくて、ついつい病院での受診を敬遠しがちですが、放っておくと重篤化することもあるので、早めに受診することが大事です。 






女性の残尿感の7大原因!症状・対処方法とは


1)女性の残尿感の6つの代表的症状 

(1)何度もトイレに行きたくなる 

膀胱の筋肉が過緊張している時に起こります。 

(2)排尿痛をともなう 

膀胱に炎症を起こしている場合に、排尿時に痛みが出ることがあります。 

(3)尿が白く濁ったり血が混じることがある 

尿中に赤血球が混じる血尿の場合に見られます。 

(4)排尿に時間がかかる 

通常の排尿よりも時間がかかるケースです。 

(5)尿漏れしてしまう 

トイレに間に合わなくて尿が漏れてしまうケースです。 

(6)夜中になんどもトイレに起きる 

病気が原因で膀胱の神経が損傷されて起こっているケースです。 

2)女性の残尿感の7大原因 

(1)細菌感染 

なんらかの原因によって、膀胱に感染症が現れることによって残尿感などが現れます。 

(2)神経損傷 

パーキンソン病や脳梗塞、糖尿病などの原因で排尿障害が現れているケースです。 

(3)ホルモンバランスの乱れ 

女性にだけ見られる残尿感の理由に、ホルモンバランスの乱れが挙げられています。  

(4)ストレス 

ストレスが原因で、尿がそれほどたまっていないのに、尿意を催したり、してもし足りない感じがすることがあります。 

(5)腹圧 

これも女性に特有の残尿感の理由として挙げられています。骨盤底に負担がかかったり、骨盤底筋群の筋力低下によって、残尿感が起こると考えられています。 

(6)冷え 

男性にもなくはないですが、圧倒的に女性に多いのが冷え性による頻尿、および残尿感です。 

(7)性行為 

性行為による感染などによっても排尿障害が現れることがあります。 

Closeup on medical doctor woman explaining something

3)女性の残尿感への3つの対処方法 

(1)保温 

身体が冷えることによって起こっているような場合には、入浴などで身体を温めるようにします。 

(2)リラックス 

ストレスなどの心因性の場合には、自分なりのリラックス法を見つけて、緊張状態を落ち着かせることが有効です。 

(3)筋力アップ 

骨盤底筋群が弱ることで症状が現れている場合には、骨盤底筋群を強化することによって、症状の改善を図ります。 

残尿感を放置して命に関わることはそれほどないですが、生活に支障が出ることもあるので、症状がある場合にはなるべく早く専門家に相談することが大事です。 

4)女性の残尿感が続く場合に考えられる4つの病気 

(1)膀胱炎 

女性の残尿感で一番に考えられるのがこの疾患です。男性にはほとんど見られないのは、女性が男性よりも尿道が短いからです。残尿感や排尿痛、頻尿といった症状が現れます。 

尿道から入った細菌が膀胱で感染症を起こすことで発症します。疲労やストレスなどで身体の免疫力が落ちていると、感染しやすくなってしまいます。 

また、トイレに行くのを無理に我慢したり、トイレに行く回数を減らすために水分の摂取量を減らすことも症状を悪化させます。 

一度発症してしまうと繰り返しかかりやすいので、しっかりと治療をして、生活習慣を改善して予防することが大事です。 

(2)過活動膀胱 

膀胱が勝手に収縮したりすることで、急な尿意を催し、排尿してもすぐにまた行きたくなるなどの症状が出るのが特徴の疾患です。 

出産にともなって発症することもあれば、加齢による骨盤底筋群の低下によって起こることもあります。 

(3)骨盤臓器脱 

骨盤の底には、子宮、膀胱、直腸が骨盤の外に出て行かないように、骨盤底筋群というハンモックのような形と役割をする筋肉があります。 

この筋肉が、お産や加齢によって緩んでくることで子宮や膀胱、直腸などが骨盤の外に逸脱してくることが原因で残尿感などが起こります。 

仕事で重い荷物を持つような人や、席やくしゃみを繰り返すような人、また肥満の人なども腹圧が上がりやすいので、この疾患が出やすいです。 

(4)尿道症候群 

原因がはっきりと分かっていない疾患です。女性特有のものであることから、ホルモンバランスが影響するのではないかといわれています。

Mature Lady doctor shows a patient test results 

5)残尿感が続く場合にすべき検査方法 

残尿感が続く場合には泌尿器科を受診するとよいでしょう。検査法には以下のような方法があります。 

(1)血液検査 

ウィルスによるもので内科を調べます。1,000円程度のところが多いようです。 

(2)尿検査 

最もメジャーな検査法です。細菌に感染していないかなどを調べます。検査の一環として行われますが、3割負担で100円程度のようです。 

(3)超音波検査 

エコーと呼ばれる方法で、内臓の状態を調べます。3割負担で1,600円程度かかるようです。 

6)残尿感が続く場合にすべき治療方法 

排尿のトラブルに関しては、一般的には泌尿器科を受診します。治療法には以下のようなものがあります。 

(1)投薬治療 

膀胱炎などの細菌感染が原因によるものは、菌を除去するために抗生剤が用いられます。 

(2)水部補給 

膀胱炎の場合に水分を多めに摂取することで、菌の排出を促します。 

(3)リハビリ 

過活動膀胱のような症状の場合、トイレに行くのを我慢したり、決まった時間にトイレに行くようにするなどのリハビリを行います。 

(4)手術 

骨盤臓器脱の場合は、基本的には手術療法が選択されます。入院期間や費用は、病院によってばらつきがありますが、手術自体は16万~20万といったところのようです。 

7)女性の残尿感へ日常からできる3つの予防ポイント 

(1)睡眠習慣の見直し 

睡眠不足や質の低い睡眠によって、身体の偏重をきたすことが原因で排尿障害が起こることがあります。規則正しい睡眠を心がけましょう。 

(2)骨盤体操 

骨盤底筋群を鍛えることで、排尿関係のトラブルが改善されることがよくあります。特に出産後に行うことで、将来のトラブルを事前に回避することが期待できます。 

(3)避妊具 

性交渉の時にはコンドームなどを用いて、他から感染されないように気をつけましょう。 






今回のまとめ 

1)女性の残尿感の6つの代表的症状 

2)女性の残尿感の7大原因 

3)女性の残尿感への3つの対処方法 

4)女性の残尿感が続く場合に考えられる4つの病気 

5)女性の残尿感のが続く場合にすべき3つの検査方法 

6)女性の残尿感が続く場合にすべき4つの治療方法 

7)女性の残尿感へ日常からできる3つの予防ポイント