男性の患者にパソコンで説明をする医者

お酒を飲んだり寒くて身体が冷えたりしてトイレが近くなることって誰でもあると思います。でも以前に比べて明らかにトイレの回数が増えている場合には、もしかしたら病気が潜んでいる可能性もあります。

今回はトイレが近い原因・病気の可能性・対処法などをお伝えします。






トイレが近い6大原因!病気の可能性とは


1)トイレが近い6大原因 

(1)冷え 

寒い場所にずっといたり、お腹を冷やしたりすることでトイレが近くなるケースです。 

(2)飲酒 

アルコールを摂取すると、利尿作用によってトイレが近くなります。 

(3)筋緊張 

排尿筋が過度に収縮することによって、膀胱に尿をためられる量が少なくなり、排尿してもまたすぐに尿意を催します。 

(4)ストレス 

心因性頻尿や神経性頻尿といわれる症状はストレスが大きく関与しているといわれます。 

(5)病気 

膀胱炎や前立腺炎などの病気が原因でトイレが近くなるケースです。 

(6)妊娠 

妊娠すると排尿回数が増えるといったことが起こります。これは子宮が大きくなることで膀胱を圧迫するためだといわれています。 

2)トイレが近い場合の症状の変化とは 

(1)膀胱炎の場合

過活動膀胱炎の場合は、「初期にはトイレが近いな」程度ですが、中期から後期になってくると、トイレに行くのがクセのようになり、少し尿がたまるだけで脳が強い尿意を感じるようになってしまいます。 

(2)妊娠の場合

また、妊娠するとトイレが近くなってくるといわれますが、これはまず初期に見られる症状です。子宮が大きくなり膀胱が圧迫されることで尿意を感じます。 

中期になると、一時的に頻尿は改善されますが、妊娠後期になると胎児の重さで膀胱を圧迫されるようになるため、また排尿の回数が増えてきます。 

3)トイレが近い症状へ自宅で実践できる3つの対処方法 

(1)我慢する 

過活動膀胱の場合、我慢をすると尿意が一時的に去ることがあります。こうして訓練をすることによって膀胱のサイズを元に戻すことが可能です。 

(2)身体を温める 

冷え性が原因でトイレが近い場合には、長い目で見た体質改善が必要です。入浴を習慣にするとか、靴下の重ね履きをする、運動習慣を生活に取り入れるなどの工夫をしましょう。 

(3)リラックスする 

ストレスや緊張が原因でトイレが近くなる場合には、なぜ緊張したりストレスを感じるのかを理解して、それに対策することによって頻尿が改善できます。自分なりのリラックス方を見つけましょう。 

※上に挙げた例はあくまでも症状が軽い場合です。尿に血や膿が混じっていたり、排尿時に痛みをともなうような場合には、自己判断せずに速やかに医療機関を受診するようにしてください。 

Closeup on medical doctor woman writing in clipboard

4)トイレが近い症状で考えられる4つの病気 

(1)膀胱炎 

女性に多く見られる病気です。男性に比べて女性は尿道が短いため、細菌感染しやすいので、膀胱炎になりやすいです。 

(2)過活動膀胱 

膀胱の筋肉が緊張することによって尿をためておける量が低下し、頻尿になる疾患です。日本では800万人以上の男女が罹患しているといわれますが、今のところ詳しい原因は分かっていません。 

(3)前立腺炎・前立腺肥大症 

男性特有の疾患です。前立腺が炎症を起こしたり肥大することによって、トイレが近くなることがあります。 

(4)神経性頻尿 

ストレスや緊張のために、少し膀胱に尿がたまるだけで尿意を催してしまいう疾患です。この場合には尿意以外に他の症状はありません。  

5)トイレが近い症状が気になる場合にすべき3つの検査方法 

トイレが近い症状が気になる場合には一般的には泌尿器科を受診します。ただ、神経性の頻尿の場合(頻尿以外に症状がない場合)には心療内科を受診します。 

(1)尿検査 

最も一般的な基礎的検査です。尿中のさまざまな成分を分析することにより、原因を特定します。尿検査自体は3割負担の場合で100円ちょっとのようです。 

(2)血液検査 

頻尿が内科系の疾患が原因でないかを調べます。検査対象によって費用はまちまちですが、おおよそ1,000円前後のところが多いようです。   

(3)問診 

心因性の頻尿の場合には、問診で問題の所在を明らかにします。初診料込みで3割負担で3,500円前後のところが多いようです。 

Female doctor making notes

6)トイレが近い症状が気になる場合にすべき3つの治療方法 

トイレが近い症状を治療する場合には、一般的には泌尿器科、心因性の場合は心療内科で診てもらいます。費用や期間は個人差が大きいので、担当のお医者様に相談すると良いでしょう。 

(1)投薬治療 

過活動膀胱の場合にはは抗コリン薬などの薬を用います。また、膀胱炎の場合には抗生物質を用いて治療します。 

(2)行動療法 

過活動膀胱の場合には、決まった時間にトイレに行ったり、尿意を少しずつ我慢できるようトレーニングを行います。 

(3)カウンセリング 

神経性頻尿の場合は、内科系の問題ではないため、カウンセリングで原因の所在を追究します。 

7)トイレが近い症状への4つの予防ポイント 

(1)排尿習慣 

朝起きたらトイレに行くとか、寝る前にトイレに行くなど決まった時間に排尿することで、脳にその情報がインプットされていきます。 

(2)冷え対策 

身体の冷えは頻尿のみならずさまざまな病気の原因になりかねないので、長期的展望にたった体質改善の努力が大事です。 

(3)リラックス 

ストレスや緊張も頻尿の原因になるので、自分なりのリラックス法を見つけましょう。 

(4)飲食の見直し 

アルコールの取りすぎは頻尿だけでなく、いろんな生活習慣病の原因となります。休肝日を設けて内臓を休めることも大事です。 






今回のまとめ 

1)トイレが近い6大原因 

2)トイレが近い場合の初期・中期・後期症状とは 

3)トイレが近い症状へ自宅で実践できる3つの対処方法 

4)トイレが近い症状で考えられる4つの病気(重要テーマ) 

5)トイレが近い症状が気になる場合にすべき3つの検査方法 

6)トイレが近い症状が気になる場合にすべき3つの治療方法 

7)トイレが近い症状への4つの予防ポイント