男性のドクターと女性患者

ご家族や友人などが、膵臓がんになり自分も膵臓がんを発症してしまうのではないかと心配になったことはありませんか。今回の記事では、膵臓がんの症状や初期・中期・後期の特徴、膵臓がんを予防するための予防習慣について紹介します。






膵臓がんの4大症状!初期・中期・後期の特徴とは


1)膵臓がんとは何か?5つの種類と特徴の違い

(1)浸潤性膵管がん

膵臓がんといわれた場合の90%以上が、浸潤性膵管ガンであるといわれています。膵管にできるがんであり、上皮細胞から発生して周りに浸透していくといわれています。特徴として、進行が早く悪性度が高いといわれています。

(2)膵内分泌腫瘍

膵臓内に散在するランゲルハンス島にできるガンです。特徴として、進行は早くないですが抗がん剤が効きにくいといわれています。

(3)膵管内乳頭粘液性腫瘍

膵液の通り道である膵管の中でできるがんといわれています。特徴としては、進行で膵管の外に広がっていなければ完治する確率が高いといわれています。

(4)粘液性嚢胞腺腫

粘液性嚢胞腺腫は、粘液を含んでいる嚢胞性のガンといわれています。特徴として、悪性度が高いといわれますが切除により完治する確率は高いといわれています。

(5)腺房細胞癌

膵臓の膵液を作っている腺房にできるがんです。特徴として、若年層および女性が発症しやすいといわれています。

2)症状チェック!膵臓がんの3つの前兆症状とは

膵臓がんの前兆状態であれば、ガンが膵臓の上皮内に溜まっているか、2cm以下でリンパ節転移が認められない状態であるステージ0か1と考えられます。

ステージ1の症状を紹介します。

(1)胃の調子が悪い

(2)背中の痛み

(3)体重減少

前兆症状で紹介した症状は、一時的なものが多くほとんどは自覚症状がないといわれています。

3)症状チェック!膵臓がんの初期症状

初期症状であれば、腫瘍の大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが、がんに近いリンパ節に転移しているまたは2cm以上でリンパ節への転移が認められない状態であるステージ2が考えられます。下記にステージ2の症状を紹介します。

初期症状であるステージ2の症状は、前兆症状であるステージ1と同じように胃の調子が悪い、背中が痛い、体重減少の症状がみられます。

前兆症状および初期症状の段階では、自覚症状がほとんどなく膵臓がんであると特定できる症状もありません。また症状も、一時的なものがほとんどであり前兆および初期症状の段階で発見されるのは他の病気の検査を受けた時に、偶然で発見されることがほとんどであるといわれています。

Doctors and nurses discussing together

4)症状チェック!膵臓がんの6つの中期症状とは

中期症状であれば、がんが膵臓の内部に限局しているが、がんから少し離れた第2群のリンパ節に転移が認められる状態もしくは、がんが膵臓の外に少し出ているがリンパ転移は、がんに近い第1群まででとどまっているステージ3が考えられます。

ステージ3の症状を紹介します。

(1)胃の調子が悪い

(2)背中の痛み

(3)体重減少

(4)吐き気

(5)嘔吐

(6)黄疸

中期症状と考えられるステージ3から、本人の自覚症状から病院受診をすることで膵臓ガンが発見されることが多いようです。

5)症状チェック!膵臓がんの3つの後期症状とは

後期症状であれば、がんが膵臓の周囲の主要な血管や臓器を巻き込んでいるまたはがんから離れている第3群のリンパ節や遠くにある臓器に転移しているステージ4が考えられます。

(1)背中・腹部の痛み

(2)体重減少

(3)黄疸

後期症状で膵臓がんが発見されれば、治療が化学療法または放射線療法が中心になり完治することも難しいといわれています。

6)原因は何?膵臓がんの考えられる6大原因

(1)喫煙

喫煙している人は喫煙していない人に比べて、2~3倍発症率が高いといわれているので膵臓がんの原因になるのではないかと考えられています。

(2)食事

日常の中で摂取している食事の内容が、近年の急速な欧米化による高脂肪・高カロリーなどの食生活および野菜摂取の量が減っていることも、膵臓がんの原因であると考えられています。

(3)飲酒

飲酒でも過度の飲酒であれば、慢性膵炎の原因となることがあるのでそこから膵臓がんの原因となることが考えられます。

(4)肥満

肥満かどうかを判断するBMIが、30以上であれば正常値の男性に比べて膵臓がんを発症する可能性が3.5倍増加するといわれています。

(5)他に膵臓の疾患を持っている人

慢性膵炎を発症している人の膵臓がんの発症率は、2~26倍まで高いといわれています。また、糖尿病を持っている人の場合も、膵臓がんを発症する確率は約2倍になるといわれています。

(6)遺伝

家族の中に膵臓がんを発症している人がいれば、家族の中で膵臓がんを発症していない人に比べて膵臓がんを発症する確率が高いといわれています。

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

7)専門家でできること!膵臓がんへの5つの治療方法

(1)外科治療

膵臓がんの根治のために、外科療法の切除による治療が行われることがあります。切除では、膵臓の全部または一部、周囲の臓器とリンパ節をまとめて切除します。ただし、膵臓がんは自覚症状を感じにくい症状でもあるので約7~8割は切除による治療ができない状態で発見されるそうです。

(2)化学療法

化学療法では、抗がん剤を点滴・内服により投与してがん細胞を攻撃する治療法です。ゲムシタビンまたはS-1が多く使われるようです。

(3)放射線治療

放射線療法は、X線などの電磁波をがん細胞に照射してがん細胞を死滅させる治療方法であり、局所進行である膵臓がんに行われることがあります。一般的には、患者の体の外から放射線を照射する方法が行われます。

(4)支持療法

膵臓がんによる、身体的・精神的な苦痛を取り除くことを目的に行なわれる治療法です。

(5)免疫療法

免疫療法は、人体に備わっている免疫細胞を薬によって活性化させてがんを攻撃し治療する方法ですが、現在の段階では試験段階といわれています。

8)生活習慣の改善を!膵臓がんを予防するための4つの予防習慣

(1)食生活

暴飲暴食や肉や油などの脂肪の過剰摂取は、膵臓に負担がかかってしまい膵臓がん予防に良くありません。食生活では、食べ過ぎや飲み過ぎに気をつけて野菜などをバランス良く摂取することが、膵臓がんの予防習慣になります。

(2)生活習慣

日常の中で喫煙している人は、喫煙していない人に比べて2~3倍膵臓がんの発症率が高いといわれているので膵臓がんの予防に良くありません。生活の中で禁煙をすることは、膵臓がんの発症率を下げることになり予防になります。

(3)睡眠習慣

睡眠不足は、免疫低下を招きがん発症に対するリスクを上げてしまうことになるので予防に良くありません。生活の中で質の良い睡眠をとることは、免疫力低下を防いでがんの予防になります。

(4)運動習慣

肥満の人は、膵臓がんの発症率を上げてしまうことがあり予防に良くありません。日常生活の中で、無理のない運動をして肥満を予防することが膵臓がんの予防につながります。






今回のまとめ

1)膵臓がんとは何か?5つの種類と特徴の違い

2)症状チェック!膵臓がんの3つの前兆症状とは

3)症状チェック!膵臓がんの初期症状とは

4)症状チェック!膵臓がんの6つの中期症状とは

5)症状チェック!膵臓がんの3つの後期症状とは

6)原因は何?膵臓がんの考えられる6大原因

7)専門家でできること!膵臓がんへの5つの治療方法とは

8)生活主観から改善を!膵臓がんを予防するための4つの予防習慣