病院で診察を受ける女性の患者

下っ腹のほうが痛くなるなど、腹痛は日常生活に最も身近な痛みでしょう。今回は、その下っ腹が痛い原因や病気などの可能性や受診すべき治療法などご紹介したいと思います。

突然来る痛みの対処方法や予防ポイントをお伝えします。






下っ腹が痛い6大原因!病気の可能性と治療方法


1) 下っ腹が痛い場合の5つの代表的症状

(1) 下腹部痛

下腹部の部分に痛みが出ることがあります。授業中や仕事中などに急に痛みが起きたり、持続的に続く痛みなどに悩まされる方もいます。

(2) 下痢

急な下痢や持続的な下痢などによって下腹部に痛みが症状として出ることがあります。病的な下痢などもある為、日頃から便状態など観察することが大事です。

(3) 便秘

便が数日間、排便されず、腸内に便が溜まってしまう症状です。便意を感じない便秘や便意があるのに便が出ない便秘症状があり、それにより下腹部に痛みが出ることがあります。

(4) 吐き気

下腹部の痛みと共に、吐き気が起こることがあります。ひどくなると、嘔吐などすることがあります。

(5) 腰痛

下腹部痛と共に腰痛が出ることがあります。腰が重い感じなども起きることがあり、悩まされている方もいます。

2) 下っ腹が痛い6大原因

(1) 腸機能低下

腸の蠕動運動「便を肛門まで送る働き」が低下することによって、便秘などの症状が起きることで下腹部痛が起きることがあります。

(2) 食事

不規則な食生活などによって胃や腸に影響を及ぼし、下腹部痛が出ることがあります。

(3) 飲酒

お酒を楽しむ程度の量を飲むことはいいですが、飲み過ぎてしまったり、毎日大量に飲んでいる方などによく見られますが、下痢症状などが続く方がいます。

適量を飲んでいる方も体質により下痢症状などに悩まされることがあり、それに伴い下腹部痛が出ることがあります。

(4) 月経「生理」

女性が生きていく上で、月に1度の辛い時期です。月経前や月経中に下腹部痛を生じることがあります。周期的に月経が来ているなら問題はありません。下腹部痛の原因と参考として紹介します。

(5)ストレス

ストレスが溜まることによって、下腹部痛が起こることがあります。学校の発表会や仕事のプレゼンや会議など、緊張しやすい人や内向的な人などに多いです。

(6) 病気

下腹部痛は立派な症状ですし、病気が潜んでいることがあります。市販薬で抑える方もいますが、数々の症状が出てくる可能性もありますので、受診することをお勧めします。

Young woman sitting on the bed with pain

3) 下っ腹が痛い場合に考えられる6つの病気

(1) 過敏性腸症候群

下腹部痛から下痢や便秘などを繰り返したりして、病院で検査を受けても異常が見つからず、トイレに行けない場面やトイレに行けない状態など怖くなり、精神的ストレスが溜まってしまう病気です。

ストレスから来るなどと言われている病気です。

(2) 胃腸炎

消化不良や細菌やウィルス感染などによって腸が炎症を起こし、下腹部痛や下痢などの症状が出ます。急性や慢性など、いろいろな種類に別れます。

(3) 腸閉塞

腸の中に胃から送られた消化物や便などが排泄されず、腸に詰まってしまう病気です。下腹部痛やひどくなると吐き気から嘔吐といい、病態によっては死に至る場合もある危険な病気です。

(4) 潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に潰瘍ができる病気です。下腹部痛や血便などが症状として出てきます。原因がまだ解明されていなく、研究されている病気ですが、食生活の変化などにより起こるのではないかと言われています。

(5) 盲腸

よく聞いたことがあると思いますが、大腸菌などにより盲腸が炎症を起こし急激な下腹部痛が起こる病気です。虫垂炎とも呼ばれています。

(6) 大腸がん

日本では多い癌です。腸に悪性腫瘍ができてしまう病気です。年々増加傾向にあります。初期の段階では、気がつかず、腹痛や下痢や便秘などと似た症状を繰り返すのですが、他の病気と思い発見が遅れるケースもあります。

進んでくると、血便が出ます。その時に病院の検査で見つかることがあります。

4) 下っ腹が痛い症状への4つの対処方法

(1) 市販薬

病院で処方されるような胃腸薬がドラッグストアなどで、購入できますので受診前の一時的な対処法として服用しましょう。

風邪などの下痢などでは下痢止めは使わず辛いですが、出してしまいましょう。今の医学ではそのような対応をとります。

下腹部痛は、下痢や便秘、その他便意からもおきますので、自分の便の状態や症状に合わせた薬を選びましょう。薬剤師さんなどに相談して購入することもお勧めします。

(2) 保温

下腹部痛が出てしまったら、下腹部を温め様子を見てみましょう。温かい飲み物を飲むだけでも痛みが和らぐことがあります。

(3) 消化の良い食事

食欲がある場合ですが、下腹部痛がある時は軟らかい食事をとりましょう。消化の良い物を食べ、量は少なめにしましょう。

(4) 安静に休む

下腹部痛がある時は、安静にして休息をとりましょう。横になる体制ですが、側臥位「そくがい」という横に向いた形で足は少し曲げてクッションなどで支えて、休みましょう。

一時的に少し下腹部痛が和らぐことがあります。介護施設や病院でも行われている技術です。

5) 下っ腹が痛い症状が続く場合にすべき4つの検査方法

(1) レントゲン

X線撮影にて検査を行います。腸の状態、ガスが溜まっていたり便秘などがわかります。微量に被ばくするので、妊婦は事前に相談しましょう。消化器内科へ受診することをお勧めします。診療所でも検査されます。

(2) 大腸内視鏡

肛門からカメラのついた管を入れ検査をします。事前に腸の中が何もない状態にしなければならない為、浣腸によってすべての便や消化物などを出します。

洗浄液を2リットル飲み、下から出すという方法もあり医師の判断によって決まります。痛み止めの注射をうちガスを入れて腸を膨らまして検査を開始して、癌などの病変を検査します。

胃カメラより少し辛い検査になります。総合病院の消化器内科に受診することをお勧めします。

(3) 血液検査

血液検査を行うことで、炎症反応などを見ることができます。それによって、診断や薬の処方などが決まります。診療所や消化器内科でもできますが、消化器内科へ受診することをお勧めします。

(4) 検便

専用の検査の筒に入っている、綿棒のような物に便を付けて提出します。血便やウィルスなど見ることができます。簡単な検査です。診療所などでもできますが、消化器内科をお勧めします。

Medical doctor woman looking in clipboard

6) 下っ腹が痛い症状が続く場合にすべき3つの治療方法

(1) 薬物療法

下腹部痛など、症状に合わせた薬を処方されます。比較的、多い治療法です。用法容量を守り安静に休息をとりましょう。状態の変化や副作用など起きた場合はすぐに受診し医師に相談しましょう。

(2) 食事療法

消化に良い食べ物やソフト食といった柔らかい食べ物にて様子をみる療法です。痛みが軽減されることもありますし便の状態も落ち着くことがあります。

(3) 手術

大腸がんなどで手術を行うことがあります。癌の程度にもよりますが、腫瘍部分を切除する術式や大腸など癌の部分とその部分の腸を切除し、人工肛門を作る術式があります。術後の治療法は医師から説明などある為、指示に沿って治療に専念しましょう。

人工肛門の場合、パウチという袋をつけて人工肛門から出た便が袋に溜まるという仕組みになっています。便意などもなく臭いなども昔ほど抑えられてきていますが、少し便臭がしたりします。

パウチに溜まったら取り替えますが、ストマというパウチを付ける土台になる部分が強い粘着力で痒くなりますので、入浴時など清潔にしましょう。

7) 下っ腹が痛い症状へ日常からできる5つの予防ポイント

(1) ストレス発散

ストレスによって下腹部痛や便秘や下痢を繰り返したりすることがあります。自分の時間を作り、趣味や遊びに出かけたりなどして、リフレッシュできるような環境を作りましょう。

そして緊張しすぎやトイレが心配で外出したくないなどが続いた場合、心療内科など受診して安定剤などで様子を見てみるのもいいかもしれません。

(2) 運動

軽く運動やストレッチなどをすると、腸の機能が回復し便秘からくる下腹部痛などを予防することができます。入浴後など温まった状態ですると更に効果的です。

(3) 食事

消化に良い食べ物を食べたり、乳製品や大豆など腸に優しい食事を心がけましょう。

野菜や魚など中心に、忙しい毎日でも1日3食取るなどして、健康的で美味しい食事をとることも排便コントロールにつながり、病気の予防につながります。

(4) 適度な飲酒

1日に飲む量など決め適度な飲酒を心がけましょう。胃に負担がかかることも、腸に影響を及ぼします。飲酒の習慣を今一度見直すことも予防へつながります。

(5) タバコ

喫煙は胃に負担をかけ、胃の病気などになったりすると腸にまで影響がでます。タバコを控えたり、本数を減らしたりしてみましょう。

今は保険適応にて禁煙外来などもある為、下腹部痛などの症状で悩んでる方など挑戦してみてはいかがでしょうか?タバコを減らしたり止めることも予防につながります。






今回のまとめ

1) 下っ腹が痛い場合の5つの代表的症状

2) 下っ腹が痛い6大原因

3) 下っ腹が痛い場合に考えられる6つの病気

4) 下っ腹が痛い症状への4つの対処方法

5) 下っ腹が痛い症状が続く場合にすべき4つの検査方法

6) 下っ腹が痛い症状が続く場合にすべき3つの治療方法

7) 下っ腹が痛い症状へ日常からできる5つの予防ポイント