ドクターに問診を受ける女性の患者

下腹が痛い症状を単なるお腹の痛みだと安易にかんがえてしまってはいないでしょうか。下腹部の痛みは手術が必要な病気にかかっている可能性が非常に高いのです。

今回は下腹が痛い症状の原因や病気の可能性、どのように検査や治療をしたら良いのかをお伝えします。






下腹が痛い3大原因!17種類の病気の可能性


1)下腹が痛い3つの種類の違い

(1)右下腹部の痛み

右側のお腹の下部がチクチクと痛んだりします。右側の下腹部に痛みを感じた場合、体内の盲腸から右結腸曲にかけて存在する、上行結腸という場所に便が溜まってしまい炎症を起こしてしまっているのです。

(2)左下腹部の痛み

左側のお腹の下部がチクチクと痛んだりします。

原因としてはガスが溜まっていたり、ストレスや体調不良があげられますが稀に手術が必要な病気になっている可能性がありますので特に注意が必要です。

また、便秘気味の方は左下腹に痛みを感じることが多いです。

(3)下腹全体の痛み

下腹全体に痛みを感じると手術が必要な病気にかかっている可能性が非常に高いです。

女性の場合は子宮や卵巣などに関係する病気や妊娠、男性の場合は前立腺の病気の場合があります。

(4)痛みの変化・継続時間

下腹部の痛みや継続時間はその人や症状によって変わってきます。

しかし、激しい痛みが襲ってきて一旦沈静化し、再び強い痛みが襲ってくる場合は、消化性潰瘍と同時に腹膜炎を発症している可能性があります。

2)下腹が痛い場合の7つの代表的症状

(1)ナイフで刺されたように激しくショックを伴う

(2)焼かれたように熱く感じる

(3)急激に痛みが襲ってきて息ができないほどの痛み

(4)引き裂かれるような痛み

(5)うずく痛み

(6)腎臓部分に鈍い痛み

(7)定常化した痛み

など上記を基本とした症状が現れると考えられます。

3)下腹部の痛みの3大原因

(1)病気

下腹部の痛みの原因として一番多いのは「盲腸」「大腸がん」や「食中毒」などの男女共に関係がある病気です。

(2)女性特有の病気

女性の下腹部の痛みの場合は女性特有の病気である「生理痛」「更年期障害」「卵巣がん」などの可能性が高いです。

3)妊娠

こちらも女性特有ですが、下腹部の痛みは妊娠初期に現れる妊娠のサインでもあります。

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4)下腹部の痛みで考えられる17種類の病気

(1)右下腹部が痛む場合

右下腹部が痛む場合は下記の病気が考えられます。

・虫垂炎/上行結腸

吐き気や嘔吐から始まり突然発症し痛みが時間と共に強くなる「虫垂炎」や「上行結腸」

・移動性盲腸

鈍い痛みや便秘、軽い発熱などの症状が現れる「移動性盲腸」の可能性があります。

(2)左下腹部が痛む場合

左下腹部が痛む場合は下記の病気が考えられます。

・S状結腸憩室炎

下痢を伴う疼く痛みの「S状結腸憩室炎」

・急性腸炎/慢性腸炎

突然発症し発熱、慢性的な疼く痛み、下痢、軽い吐き気や嘔吐を伴う「急性腸炎」「慢性腸炎」

・サルモネラ食中毒

生卵を食べた後に突然発症する「サルモネラ食中毒」

・O157/食中毒/腸管出血性大腸菌

粘血便性の下痢が出る「O157」「食中毒」「赤痢」「腸管出血性大腸菌」

・潰瘍性大腸炎

粘血便や反復性の下痢を伴う「潰瘍性大腸炎」

・過敏性腸症候群

下痢と便秘を交互に繰り返し排便により軽快を感じる「過敏性腸症候群」

・大腸がん

血便や下痢、便秘を繰り返し、重度の便秘が継続し特に中高年に多い「大腸がん」

などの上記の病気の疑いがあります。

(3)下腹部全体の痛む場合

・尿路結石

下腹部全体が痛む場合は、突然の血尿や疼く痛み、冷や汗、嘔吐などの症状が現れる「尿路結石」

・膀胱炎

頻尿や排尿する際に痛みが伴ったり血尿が出る「膀胱炎」

・膀胱腫瘍

血尿から症状が始まり、排尿の際に痛みを伴ったりして特に男性に多い「膀胱腫瘍」

などの病気の可能性があります。

5)下腹が痛い場合に自宅で実践できる3つの対処方法

(1)お腹を温める

貼るタイプのカイロや蒸しタオルを下腹部と骨盤の仙骨に当てることで、血流がよくなり痛みが改善していきます。

(2)お腹を締め付けないようにする

お腹を締め付けると血流が悪くなるので、女性の場合はストッキングやタイトなスカート、ズボンを避け、男性もタイトなズボンは避けベルトを外したりジッパーを緩めたりしてお腹を締め付けないようにしましょう。

(3)楽な姿勢を作る

膝の下に枕をおいて膝を下から支え、膝を曲げると下腹部が痛む際にお腹の痛みが和らぐ姿勢を作ることができます。

※市販の鎮痛剤や下痢止めなどを飲みすぎると副作用が出る可能性がありますので飲みすぎは避けてください。

また異変を感じたり症状が続く場合は、自己判断で完結することは危険ですので速やかに専門医にご相談をしましょう。

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6)下腹が痛い症状が続く場合にすべき3つの検査方法

(1)尿検査

尿検査とは体に負担をかけずに、体の状況を調べることができる検査方法です。そのため現在尿検査は、医療診療においてよく行われる検査の一つとなっています。

この検査は内科や泌尿器科の病院で受けることができます。検査方法は配られる専用の紙コップに自分の尿を取り、検査結果はその日中に分かることが多いです。

検査費用は一般的に1000円もしませんが初診代などで病院によって大きく変わります。

(2)血液検査

血液検査とは採血法によって採血した血を使って体の上状態を調べることができる検査方法です。こちらの検査は内科で受けることができます。

検査結果は1~2週間後に出ることが多く、費用は初診代によってもかわりますが、保険対応で2000円~3000円ほどです。

また、より正確な検査結果が知りたい場合は検査は最後に物を食べてから12時間ほど空けると良いでしょう。

(3)腹部超音波検査

腹部超音波検査とは、高い周波数の音波を腹部に当て、腹部臓器の状態を調べることができる検査です。

この検査は内科や消化器科で受けることができ、多くの場合結果はその場で知ることができます。費用は保険対応で4000円前後です。

7)下腹が痛い症状が続く場合にすべき2つの治療方法

(1)腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術とは、開腹手術から進化してお腹に小さな穴を数カ所開ける術後の回復が早い手術方法です。

主に虫垂炎などにかかっていた場合に行われますが、症状が進行している場合は開腹手術のみでしか治療ができない場合があります。

この手術は2週間ほどの入院が必要なので費用は15万~20万円ほどかかります。

(2)薬物療法

早い段階の症状でしたら薬物投与で、手術と同じぐらいの効果が期待されます。

しかし、薬物投与のみで治療した場合の再発率は高いとの報告もあります。費用はどのような薬物を投与するかによってかわります。

※下腹部の痛みは、手術が必要な病気が多いと考えられます。痛みが続くようでしたらすぐにかかりつけ医か近くの病院に行ってください。

8)下腹が痛い症状へ日常からできる4つの予防ポイント

(1)食習慣

毎日3食、野菜や肉や炭水化物などバランス良くだいたい毎日同じ時間に食べるようにしましょう。

(2)睡眠習慣

1日8時間ほどたっぷりと睡眠をとることが大切です。また毎日だいたい同じ時間に寝て、起きて生活リズムを崩さないようにしましょう。

(3)運動習慣

仕事や学校などで時間がない方も多いかもしれませんが空き時間で自分にあった運動を毎日少しずつして生活リズムを整えましょう。






今回のまとめ

1)下腹部の痛みの3つの種類とは

2)下腹部の痛みの7つの代表的症状

3)下腹部の痛みの3大原因

4)下腹部の痛みで考えられる17つの病気

5)下腹部の痛みのへ自宅で実践できる3つの対処方法

6)下腹部の痛みが続く場合にすべき3つの検査方法

7)下腹部の痛みが続く場合にすべき2つの治療方法

8)下腹部の痛みへ日常からできる3つの予防ポイント