妊婦のお腹を検査をするナース

妊娠初期におこる胃が痛い原因は悪阻の症状の1つだと言われています。妊娠前に胃炎や胃痛を感じていなくても、妊娠初期にはおこりやすい症状の1つで胃が痛いと受診をしたところ妊娠が発覚というケースもあります。

妊娠時期に胃が痛い原因や対処法をお伝えします。






妊娠時期に胃が痛い2大原因!3つの解消法とは


1)妊娠時に胃が痛い2大原因

(1)胃腸の働きが弱まる

妊娠することにより、体内のホルモンバランスは大きく変化します。

胃痛に影響を与えるのはプロエストロゲンという黄体ホルモンで、子宮収縮を和らげて子宮が大きくなるのを助けるホルモンですが、その結果胃腸に影響を与えて働きを弱め、消化不良や胃もたれが起こりやすくなります。

(2)胃酸の調整期の乱れ

胃は自律神経支配になります。自律神経は交感神経と副交感神経がありバランスよく働いていますが、妊娠によるホルモンの変化やストレスが原因でどちらか一方が優位になります。

交感神経が優位になると胃液の分泌が低下し、胃もたれや消化不良を起こしやすくなり、副交感神経が優位になると胃酸過多や胃が荒れて胃痛や胸やけをおこしやすくなります。

2)妊娠時期に胃が痛い初期・中期・後期の3つの症状

(1)妊娠初期

つわりによる胃痛や胸やけというものを感じます。個人差が大きく、胃痛やむかつき・嘔吐を繰り返し食事が上手く摂取できない人も居れば、特に気にならないという人も居ます。

ホルモンバランスの変化やストレスによるもので、胃痛・胃の不快感・むかつき・胃酸過多に繋がることもあります。安定期に入ると、悪阻の症状は治まる人が殆どです。

(2)妊娠中期

安定期に入り悪阻が治まる人はおおいのですが、個人差がありますので後期悪阻の症状に悩まされる方もいます。

症状としては、胃痛・胸やけ・吐き気・ゲップなどの症状が見られ妊娠後期から出産日まで続く事もまれにあります。

(3)妊娠後期

あかちゃんが大きくなる事で子宮が胃を圧迫してしまい、胃の動きが鈍って初夏不良に案ったり胃酸が逆流しやすくなります。そのため胃痛や胸やけ・食欲不振という症状が出てきます。

胃酸が逆流すると逆流性食道炎という粘膜が焼けるような痛みを感じる事もあり、産後にも症状が続く事もあるので注意が必要です。

3)妊娠時期にひどく胃が痛い場合に考えられる3つの病気

(1)胃痙攣

妊娠中に神経質になり、精神的なバランスが崩れてしまうという方も少なくありません。

妊娠中に胃痙攣を起こしてしまっても胎児への影響はありませんが、妊娠中は薬での処置が出来ない為にストレスを感じないようにし、刺激物を食べない生活がポイントになります。

(2)ウイルス性胃腸炎

悪阻だと思っていたらウイルス性胃腸炎を発生していたという方もいらっしゃいます。

ただの悪阻だと我慢せずに、嘔吐を繰り返しかなりの痛みを伴う様であればウイルス性胃腸炎の可能性もありますので一度、医療機関を受診してみてください。

(3)逆流性食道炎

胃と食道を結ぶ(株)食道括約筋が胃や食べ物を逆流させないように働いていますが、この部分が緩むことで胃痛や食べ物の逆湯が起こり、吐気・胃痛・胃炎・嘔吐などの症状を引き起こしてしまいます。

妊婦さんが起こる原因としては、子宮による胃の圧迫と黄体ホルモンの増加によることが原因になります。

Psychiatrist and woman patient

4)妊娠時期に胃が痛い症状へ自宅でできる3つの解消方法

(1)よく噛んで食事をする

噛むことで消化されやすい状態を作ります。よく噛むことで満腹感を防ぐ事もできるため、食べ過ぎて肥満になるという事を防ぐ事にも効果が期待できます。

(2)数回に分けた食事

一度に食べ過ぎると胃酸が多くなり胃痛や胸やけの原因になります。胃の負担を軽く数るために、少量の食事を分けて食べると胃の負担は軽くなります。

(3)食事と水分摂取を分ける

食事と多くの水分を一緒に取ると、初夏液が薄められるため消化が遅くなります。

また、消化が終わる食後1時間後位に多量の水分を摂取すると胃酸を薄めて胃酸過多による胃痛や胸やけを抑える事が可能です。

5)妊娠時期に胃が痛い場合に摂取すべき2つの食事

(1)胃痛を和らげる食材

胃の粘膜を守る働きのあるヨーグルト、消化を助ける栄養素が多く含まれている上に食物繊維が豊富で便秘を解消してくれるキャベツやリンゴ、胃酸の分泌を正常化してくれる梅干しなどを摂取するのが良いでしょう。

(2)空腹を避ける

胃の中が空っぽだと、胃酸が増えて胃の粘膜を痛めてしまう為、少しでも良いのでお腹の中に食べ物を入れておくように心がけるのが良いでしょう。

6)妊娠時期に胃が痛い場合に避けるべき2つの食事

(1)胃に刺激を与える食材

胃を刺激してしまう食事というのは避けた方が良いでしょう。唐辛子や湖沼、刺激物やコーヒーなどのカフェインは胃を刺激して胃酸が出やすくなりますので注意が必要です。

(2)消化の悪い物を避ける

脂の多い物、固い物は控えます。ラーメン、玄米、ナッツ類、ごぼう、レンコン、ミカン、レモン、ドライフルーツ、マーガリン、ソーセージ、ハム、生クリーム、コーヒー、チョコレートなどは胃に負担がかかりやすいので気をつけましょう。

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7)妊娠時期にひどく胃が痛い症状への2つの検査方法

(1)問診・血液検査

どのような症状なのか、問診をしてから検査に移ります。基本的な検査としては血液検査などを行い数値に異常がないかという事を確認します。

(2)胃カメラ

妊婦の場合、胃カメラ検査を行う事が出来るのか疑問を感じてしまうケースもありますが、麻酔の種類を選ぶことにより、安全に行う事も可能です。

また、鼻から通すタイプの胃カメラを行う事で喉の部分の小美濃麻酔で検査できるので、赤ちゃんへの影響を気にすることなく検査を受けられます。

8)ひどく胃が痛い症状への3つの治療方法

(1)胃に負担をかけない

基本的に食事の回数を増やすという方法があります。量を増やすわけではなく、小分けにする事で胃酸を分泌しないように少量ずつ食べるように心が蹴る事や香辛料などの刺激物を控えるというのも治療法の1つです。

(2)胃の粘膜を守る

胃が痛いという時には胃の粘膜が荒れているという事が多い為、和らげるという事は大切です。冷たい飲み物は胃を刺激してしまう為、熱すぎない程度の温かい飲み物を飲むことをお勧めします。

またミルクには胃の粘膜を保護する働きがあるので、飲むときにはホットにして飲むと良いでしょう。

(3)食後の体制

食後横になってしまうト、胃酸が逆流しやすくなり胃が荒れやすくなります。食後直ぐ横になりたくなってしまうかもしれませんが、1時間程度は座った姿勢でいる事をお勧めします。

(4)病気の場合

何らかの病気がある場合には、医師の診断により治療を行ってください。内服薬などを使えない場合もあります。原因がわかったら、原因にあった治療法を選択してください。

9)妊娠時期に胃が痛い症状への3つの予防ポイント

(1)食後

食後30分~2時間程度は横にならないように気を付けます。横になると胃酸が上がってきてしまい、喉や食堂があれて逆流性食道炎を起こす事がありますので気をつけましょう。

どうしても横になりたいという時には、状態をいつもより高くすると食べ物や胃酸の逆流を防ぐ事が出来ますので、試してみてください。

(2)腹部を温める

腹巻をしたり、カイロを腹部に充てたりする事で腹部を温めてみてください。温かい飲み物を飲むという事も効果があります。熱すぎないホットミルクなどを飲むこともお勧めです。

(3)鍼灸やツボ

自律神経の乱れを整える為に胃腸に良いと言われる鍼灸やツボを押すというのも効果はあります。しかし、合う・合わないということもありますので医師に相談の上行っても良いか確認してから行うと良いでしょう。






今回のまとめ

1)妊婦の胃が痛い原因は2つある。

2)妊娠時の胃痛の原因の解消方法は3つある。

3)妊娠時の胃痛の予防には3つのポイントがある。