女性の患者に問診を行うナース

みぞおちの違和感には単なる不快感から痛みをともなうものまで様々あります。症状が軽いからと安易に考えていると、実は重症な病気にかかっているケースも考えられます。今回はみぞおちの違和感の原因や治療法、予防方法についてお伝えします。






みぞおちの違和感の6大原因!症状・解消方法とは


1)どんな症状が現れる?みぞおちの違和感の代表的な症状

みぞおちの違和感の症状を3つご紹介します。

(1)みぞおち付近にムカムカするような違和感、不快感、胸やけ感がある。

(2)みぞおち付近に痛みと違和感があり、嘔吐や下痢をあわせて起こしている。

(3)みぞおち付近が耐えれないほど痛かったり急激に痛かったりして吐血をともなっている。

2)なぜ痛くなるの?みぞおちの違和感の6大原因とは

みぞおちの違和感の原因を6つご紹介します。

(1)暴飲暴食

(2)脂分の取り過ぎ

(3)腹部の冷え

(4)タバコ(喫煙)

(5)ストレス

(6)胃腸や周辺臓器の病気

3)応急処置はある?みぞおちの違和感に自分で出来る4つの対処方法

(1)食生活を見直す

暴飲暴食を控えることはもちろん、脂分の摂取も控えるようにします。代わりにキャベツやダイコンなど、胃腸を助けたり楽にする食べ物を食生活に取り入れるようにします。みぞおちの違和感が暴飲暴食など食生活に起因する場合などに有効です。

(2)軽い運動

軽い運動をすることで、胃腸の働きが活発になりみぞおちの違和感を改善することができる場合があります。また軽い運動はストレス発散にもなりみぞおちの違和感がストレスに起因する場合などに有効です。

(3)身体を温める

みぞおちの違和感が腹部の冷えに起因する場合は腹巻やカイロを活用したり半身浴をすることで身体を温めることで、みぞおちの違和感を改善することができる場合があります。また身体を温めると血流が良くなり胃腸の働きを活発にしてみぞおちの違和感が改善する場合があります。

(4)市販薬の内服

みぞおちの違和感の原因にもよりますが、取り急ぎ市販薬を飲んでみぞおちの違和感が落ち着く場合があります。薬局やドラッグストアの薬剤師さんにみぞおちの違和感がどのような状態かを相談した上で購入することをお勧めします。

Closeup on concerned medical doctor woman sitting in office

4)症状が続く場合は注意!考えられる8つの病気とは?

(1)過敏性腸症候群

検査などでは特に異常が認められないのに、みぞおちに違和感を感じて痛みなどを生じる病気です。ストレスなどが原因で発症する場合があります。

(2)急性胃炎

暴飲暴食やウイルス感染などによってみぞおちに違和感を感じて痛み、嘔吐、下痢などを生じる病気です。

(3)逆流性食道炎

食べ過ぎや脂肪分の取り過ぎなどで、胃酸がこみ上げてきて食道を傷つけてしまう病気です。みぞおちに違和感を感じ、痛み、胸やけ、胃もたれを感じることがあります。

(4)胃潰瘍

本来は胃酸に耐えられる胃壁が耐えられずに、胃壁が傷ついてしまう病気です。みぞおちに激しい痛みを感じたり、症状がひどいと吐血や下血の可能性もあります。

(5)食道裂孔ヘルニア

食道が裂けてしまうことで、胃が本来ある位置(腹腔)より上側(胸腔)に飛び出てしまう病気です。みぞおちに違和感を感じ、痛みや胸のつかえ感などを感じることがあります。

(6)胆石症

食べ物の消化に必要な胆汁が、胆汁の通り道で固まり硬くなって通り道をふさいでしまう病気です。みぞおちに激しい痛みを感じ、嘔吐や発熱をともなう場合もあります。

(7)心筋梗塞

みぞおちの違和感は胃や腸の病気ばかりとは限りません。心臓に走る冠動脈の動脈硬化と血栓により、心筋への血液の流れが塞がれて心筋の細胞が壊死してしまう病気です。みぞおちを急激に圧迫するような痛みを生じる場合があります。

(8)胃がん

胃の組織ががん化する病気です。初期にはみぞおちに違和感や不快感を感じたり、胃もたれを感じたりします。進行していくるとみぞおちの違和感や痛みとともに、色の黒い便や吐血をともなう場合があります。

5)専門家での受診を!行うべき検査方法とは?

(1)胃のレントゲン

胃の形や影などを見て胃の状態を判断します。レントゲン撮影に用いるX線は普通は胃を通してしまうのでバリウムを飲んでX線を通さないようにして胃が撮影できる状態を作ります。そのためバリウム検査とも呼ばれています。検査前日は夕食を何時までに済ませるか指示がでます。当日は検査が終わるまで絶飲絶食になります。

(2)腹部超音波検査(腹部エコー)

腹部に超音波を発射し、はね返ってくる超音波をコンピューターで画像化して診断する検査です。みぞおちの違和感という点では胆石症などの発見に有効な検査です。

(3)内視鏡検査(胃カメラ)

小型の専用カメラを飲みこんで胃の内部をモニターで見ることで胃や食道の状態を判断します。検査前日は夕食を何時までに済ませるか指示がでます。当日は検査が終わるまで食べ物は禁止されます。少量の水やお茶などは飲んでも大丈夫と言われていますが念の為検査機関に必ず確認してください。麻酔を使用して胃カメラを飲みこみやすくする検査機関もあります。

Doctor analyzing problem of her patient

6)病院で行われる可能性のある治療方法とは? 

(1)消化器系を休ませる

みぞおちの違和感の症状・原因にもよりますが、食事を1~2食抜いて胃腸を休ませて改善を図る方法です。

(2)薬物投与

みぞおちの違和感の症状・原因にもよりますが、内服薬を飲んだり、医療機関で点滴などをしてもらい改善を図る方法です。みぞおちの違和感が病気に起因する場合は入院して医師の管理のもとで薬物投与を受けて治療する場合があります。

(3)手術

みぞおちの違和感の症状・原因が胃潰瘍や胃がんなどの病気の場合は。手術で治療する可能性が高まります。基本的に入院しての治療になります。

7)生活習慣から改善を!みぞおちの違和感への4つの予防ポイント 

(1)食事内容と食事時間に気をつける

暴飲暴食はしないようにして脂っこいものも控えるようにします。食事時間にも気をつけ、特に深夜など睡眠前に食事をするのは避けるようにします。単なる不快感の予防だけでなく、病気予防の点からもみぞおちの違和感を予防するポイントになります。

(2)軽い運動を日常生活に取り入れる

軽い運動をすることにより、胃腸の働きが活発になります。また血流が良くなったりストレス解消という点からもみぞおちの違和感を予防するポイントになります。生活の中で運動をする時間がない方は通勤・通学時に早歩きをしたり空き時間にストレッチなどをするだけでも効果が期待できます。

(3)タバコを控える

喫煙しないことでみぞおちの違和感を予防することができます。

(4)ストレスを上手に発散する

軽い運動、ストレッチ、入浴、カラオケ、リラックスなどによってストレスを上手に発散することでみぞおちの違和感を予防することができます。タバコや暴飲暴食によるストレス発散はみぞおちの違和感の予防にはならないので避けるようにしましょう。






今回のまとめ

1)どんな症状が現れる?みぞおちの違和感の代表的な症状

2)なぜ痛くなるの?みぞおちの違和感の6大原因とは

3)応急処置はある?みぞおちの違和感に自分で出来る4つの対処方法

4)症状が続く場合は注意!考えられる8つの病気とは?

5)専門家での受診を!行うべき検査方法とは?

6)病院で行われる可能性のある治療方法とは?

7)生活習慣から改善を!みぞおちの違和感への4つの予防ポイント