ドクターの問診を受ける女性の患者

右下腹部の痛みは、いくつかの原因が考えられます。この記事では、可能性のある原因や病気の情報をお伝えしていくと同時に、その予防法から対処法、また受けるべき治療法まで、右下腹部の痛みに関する情報をまとめてお伝えしていきます。






右下腹部の痛みは要注意?気になる4大原因と対処方法とは


1)先ずは症状の確認を!右下腹部の痛みの代表的な症状 

(1)鋭い痛みがときどきある

何もしていない時に痛みが発生する。またはくしゃみをしたり、腹筋に力が入ると痛むケースです。

(2)ズシーンと重たい痛みがある

腰骨のあたりから太ももの付け根のあたりにかけて、ズシーンと重たい痛みが続くケースです。重くて不快な痛みが発生します。常に圧迫されている感じがします。一週間以上続く場合があります。

(3)右下腹部が痛くてのたうちまわるほど

冷や汗がでて、のたうち回るレベルの痛さです。

(4)突っ張っているような痛み

右下腹部が突っ張っているようないたみで、動くことが辛くなります。

(5)短時間・不定期の痛み

日によって痛む日と、痛まない日があり、3分から5分の短時間の痛みが連続して起こるケースです。このように同じ痛みといっても人によってその現れ方は様々です。痛みの出方によって考えられる原因が変わってきますので、病院で診察を受ける場合は、いつごろからどのような痛みが、どれだけ続いているのか、ということをしっかりと伝えましょう。

2)なぜ痛みがでるの?考えられる4大原因とは 

右下腹部の痛みは、いくつかの原因が考えられます。

(1)腸の病気

原因が腸の病気である場合があります。

(2)子宮系の病気

原因が、子宮系の病気の可能性があります。特に、排卵期と連動して痛みが出現するような場合はこの可能性が高くなります。女性の場合、生理と生理の間に痛みがおこるなら、排卵痛の可能性があります。

(3)ストレスによるもの

たとえ右下腹部に痛みがあって検査をしても、特に以上が見受けられない場合があります。そのようなときは、ストレスが原因となって痛みを引き起こしている可能性があります。

(4)便秘

右下腹部の痛みは病気の可能性があるのでおおげさに考えてしまう場合もありますが、たんに便秘だったというケースもあります。これらのことから、右下腹部の痛みはそれほど深刻に考える必要がない場合もありますが、逆に重大な病気の可能性もありますので、決して軽視することは控えましょう。

Psychiatrist and woman patient

3)痛みが続く場合には・・可能性のある3種類の病気とは

右下腹部の痛みで、仮に病気だった場合は次の3つの病気の可能性があります。詳しくは医師の診察を受けましょう。

(1)子宮系・卵巣系の病気

子宮外妊娠や、卵巣に水が溜まっている場合があります。その他にはクラミジア感染や子宮筋腫の可能性もあります。もしくは、妊娠中であれば子宮が大きくなっていることによる痛み、というケースもあります。

(2)腸の病気

腸の場合は考えられる病気の種類が多くなります。例えば、上行結腸に腫瘍がある。または盲腸。その他には感染性腸炎や虫垂炎、憩室炎など。まれに腸のねじれによる痛みもあります。

(3)その他の病気

腹膜炎・尿路結石・腎管結石・膀胱炎・便秘・腎臓結石・大腸憩室炎などが考えられます。いずれの場合も自己判断は危険ですので、強い痛みや、痛みが続く場合は必ず医師の診察を受けましょう。

4)どんな応急処置がある?痛みへの対処方法とは 

ここまで見てきたように、右下腹部の痛みは病気の可能性も含んでいます。そのため、自己判断による対処は控えるべきですが、例えばどうしても直近で病院に行くことができない時などに、自宅で実践できる対処法をお伝えします。

(1)安静にする

とにかく安静にして動かないことが一番です。ベットに横になり、極力動くことを避けましょう。

(2)リラックスできることをする

お風呂に入浴剤をいれて入ったり、お部屋にアロマを焚いてリラックスしてください。また、きつい服装は控え、ゆったりとした衣服を着用するようにしてください。

(3)温める

たとえば蒸しタオルを右下腹部に当てて温めたり、冷え性の方は腹巻をするとよいでしょう。また足元から冷える場合は、厚手の靴下を履いてください。このよに、安静、リラックス、温めと、神経を休ませるように努めましょう。

5)食事にも注意を!注意すべき食事のポイント 

右下腹部の痛みが出ているときは、食事にも気をつけなくてはいけません。ここでは、そのポイントを3つに絞ってお伝えします。

(1)小食にする

右下腹部が痛くても食欲がある場合は食べても大丈夫ですが、あくまで小食にしましょう。腹八分目くらいが程よいかと思います。

(2)肉を避ける

胃や体への負担を考えると、肉よりも野菜を中心とした食事にしましょう。

(3)間食をやめる

腸への負担を少しでも減らすために、間食もできるだけ避けるようにしてください。いずれにせよ暴飲暴食を避け、体への負担を軽くするためにほどよい食事量と食事内容にしましょう。

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6)違和感が続く場合は受診を!試したい検査方法とは 

右下腹部に痛みが続く場合はまずは内科・消化器科へ行くことをお勧めします。さらに詳しい検査が必要なときは、胃腸科、泌尿器を紹介されることがあります。子宮系の病気の疑いがある場合は、産婦人科を勧められるかと思います。その際に行うべき検査方法がいくつかありますので、ご紹介します。

(1)超音波検査

超音波を体にあてて、体内を画像化する方法です。音波の反射を映像化する仕組みを取り入れています。

(2)エックス線検査

エックス線を照射して、体内を画像化する方法です。臓器の以上を調べることができます。白い影が映ったところが、エックス線を阻害したところ、つまり体内で腫瘍が見つかったところとなります。

(3)血液検査

16項目以上の血液の要素を数字にして調べることができます。これらの数値を調べることで、体内の組織や臓器の異常を知ることができます。

(4)子宮がん検診

女性の場合のみですが、子宮頸部の細胞を採取することで、ウィルスに感染しているかどうかを調べる方法です。

(5)胃カメラ

鼻または口から、超小型カメラの付いたケーブルを入れて、胃の中を撮影する方法です。以前に比べてケーブルも太さが5ミリ以下とかなり細くなりました。

(6)尿検査

尿を採取して検査することで、10項目以上の数値を調べることができます。尿は現在の体の状態をダイレクトに判明しますので、手軽かつ効果の高い検査方法です。いずれの検査も、保険を適用して、自己負担が1割のときは1,000円から3,000円位で検査することが可能です。

7)どんな治療がある?行われる可能性のある4つの治療方法 

右下腹部の痛みに関する検査を受けたあとは、検査の結果に応じた治療を行うことになります。

(1)盲腸の場合

盲腸の場合は手術をして切除するか、点滴で散らす方法が一般的です。保険適応して、費用は平均でも10万円以下です。入院は1週間ほどで済みます。

(2)感染性腸炎の場合

感染性腸炎の場合は、激しい嘔吐や下痢になってしまいますが、その多くは自然治癒で回復する傾向にあります。脱水症状が誇りますので、水分の補給が必要です。一般的にはスポーツドリンクを摂取します。まれに症状が重い場合は抗生物質を投与される場合もあります。

(3)憩室炎の場合

憩室炎の場合は、結長での炎症が起こっていますので、発熱が生じます。症状が軽い場合は、点滴や流動食により栄養摂取し安静にします。まれに抗生物質を投与される場合もあります。

(4)子宮外妊娠の場合

基本的には手術になります。その際に卵管を残すかどうかの判断が必要になります。残した場合には再発のリスクが高くなると言われています。

8)生活から改善を!右下腹部の痛みへの3つの予防ポイント 

これまで見てきたように、右腹部の痛みといっても様々な症状と原因、そして病気の可能性があります。そのため予防法も多岐に渡りますが、一般的には以下の方法で日ごろから体をいたわってあげることが必要です。

(1)運動

日ごろからウォーキングなどの軽い運動を心がけましょう。ストレッチをすることも体のリラックスに効果があります。

(2)食事改善

日ごろから腹八分目を心がけ、便秘などがあれば、改善するような食生活を心がけましょう。発酵食品を摂ることをお勧めします。

(3)薬をひかえる

便秘の薬などを多用しすぎないようにしましょう。






今回のまとめ

1)先ずは症状の確認を!右下腹部の痛みの代表的な症状 

2)なぜ痛みがでるの?考えられる4大原因とは

3)痛みが続く場合には・・可能性のある3種類の病気とは

4)どんな応急処置がある?痛みへの対処方法とは 

5)食事にも注意を!注意すべき食事のポイント 

6)違和感が続く場合は受診を!試したい検査方法とは 

7)どんな治療がある?行われる可能性のある4つの治療方法 

8)生活から改善を!右下腹部の痛みへの3つの予防ポイント