子供のお腹を検査している医師

子育てにはつきものの子供のお漏らし。でも、そのお漏らしですが、もしかしたら大人が気づいていない間に病気になっているサインかもしれません。多くの人が経験する子供の尿漏れ。今回は子供の尿漏れの症状・原因・病気のリスク・治療方法などをご紹介します。






気になる子供の尿漏れ!確認したい3つの項目と原因とは?


1)そもそも尿漏れとは何?子供の尿漏れとは?

尿漏れとはトイレ以外で排尿をしてしまうのではなく、意識に関係なく尿が少し漏れて下着が知らない間に汚れている場合のことをいいます。大人の場合はすぐ気づきますが、子どもの場合は気づくのが遅れてしまい、臭いで回りの人または保護者によって気づく場合が多いです。大人の尿漏れの症状とよくにていて、ある一定の動作で力が入った場合に子供の尿漏れは起こりやすいといえます。

2)症状をチェックしよう!尿漏れをしているかどうかの2つの症状

(1)排尿が勢いが弱い

排尿時に排尿の勢いが断続的であり、勢いがかなり弱い特徴があります。膀胱の筋肉が十分に収縮しないためにすべての尿を排出することができず残尿感が起きます。

(2)排尿が途中で止まる

排尿時に勢いよくでるものの、途中で排尿自体が止まってしまいます。尿意はあるものの膀胱の筋肉が緊張してしまい、だすことが困難になります。この場合も残尿感に悩まされます。

3)何が原因?子供で尿漏れをしてしまう3大原因とは

(1)精神的要因

子ども、特に女の子の中にはトイレに行くことが恥ずかしい、家以外のトイレに行くことに慣れていない、尿意があっても我慢する傾向にあります。その場合、トイレに行くまで我慢することができず尿漏れを起こしやすくなります。親からのプレッシャーで逆に、トイレに行くことが億劫になるケースもあります。

(2)膀胱の筋肉

膀胱の筋肉の成長段階にあり、尿が溜まると風船のように膨らみ、出口を塞ぐ筋肉がうまく動作せず、尿も多く溜めることができずかつ意識に反して尿が漏れてしまうことがあります。この場合、年齢を重ねるごとに症状はなくなる傾向にあります。

(3)病気

膀胱炎などの膀胱またはその他の臓器になんらかの病的な原因があると尿漏れを引き起こす場合があります。この場合、症状が悪化する傾向が高いです。

Doctors meeting

4)応急処置を試そう!症状への解消方法とは?

(1)トイレに頻繁に連れていく

子どもと昼間一緒に過ごしていて、トイレは?は頻繁に聞くのではなく、トイレに行くのが当たり前かのように1時間に1回はトイレに行きましょう。出ない場合も少し出る場合があります。体にトイレに行くことを覚えさすことで自然に自分でトイレにいくことになります。

(2)叱らない

尿漏れにより保護者から精神的プレッシャーを与えられることで子供は緊張し、逆に膀胱に溜まった尿を排出することが難しくなる場合があります。特に、弟や妹ができた、幼稚園や小学校に行くようになるころは精神的なストレスも多いので尿漏れが頻繁に起こることがあります。

5)症状が治まらない・・これって病気?病気かどうかの判断基準とは

病気の判断は尿の量と症状の期間で判断するようにしましょう。一回の尿漏れにおける量が多い場合、我慢していた尿を我慢できなくなり、排尿してしまった場合が考えられます。その場合は病的な要因ではなく、尿をすることに対する嫌悪感や回りの人へ気を使ってしまうなど精神的な要因が考えられます。

また、尿漏れの症状が家族が増えた、引っ越し、学校に入るなど環境に変化における場合は精神的ストレスにより起こることがありますが、1か月以上続く場合は環境からのストレスとではなく病的な原因である可能性があります。

6)症状が続く場合は要注意!可能性のある3種類の病気とは

(1)過活動膀胱

過活動膀胱はその名の通り、膀胱の活動が通常よりも活発となり、頻繁な尿意、尿漏れ、夜間失禁などの症状を引き起こします。大人、40代以上の女性に患者数は多いですが、子どもにも起こりうる病気です。脳からの神経回路に異常があるものとそれ以外のものがあります。中には原因が特定しにくいものもあり、症状があれば早めに受診する必要があります。

(2)膀胱炎

膀胱にウィルスや細菌による炎症がおきることで発症します。頻尿や尿漏れなど排尿に異常がでることが多く、尿の成分を調べることでわかります。また、排尿を我慢する傾向のある若い世代にも多く、尿道の短い女性が大半をしめます。免疫機能が低下するとなりやすくなる病気です。

(3)腎盂炎

腎盂には尿が溜まり、そこから尿道を通って腎臓へと送られます。この腎盂にもウィルスや細菌が侵入することで炎症を引き起こす場合があります。特に男性よりも尿道が短いとされる女性がなりやすく大腸菌などが原因となることが多くあります。症状としては脇腹または腰の痛みを伴います。慢性化すると治療が困難となるため、早い段階で治療を早めることが重要となります。

Stethoscope in hands

7)早期検査を!症状が続く場合に試したい検査・治療方法

排尿に問題がある場合は基本的に泌尿尿器科または小児科で検査を受けましょう。

‐検査

(1)尿検査

尿の成分を調べることで血尿や細菌の有無を調べ、膀胱の炎症があるかどうか、またその炎症の度合いまでわかります。それ以外にも当検査では癌や感染症も調べることができます。検査自体は尿の摂取となるので10分以内で完了しますが、結果がでるまでは3日から5日かかる場合があります。 

(2)血液検査

血液の検査では体内の臓器の状態を調べることができます。泌尿器科の場合は腎臓の機能を主に調べ、異常の有無、炎症があれ  ばその度合を調べることができます。尿検査同様、検査結果は3日~5日ほど要する場合があります。

‐治療

(1)薬の服用

膀胱や腎盂に炎症ができた場合、尿検査により判明した原因となる侵入ウィルスや細菌を殺すための抗生物質を服用する場合があります。炎症レベルが低い場合は痛み止めや炎症を抑える消炎鎮痛剤が用いられる場合もあります。幼児の場合は脱水症状や発熱に備えて入院をしながら薬を服用していく場合もあります。

(2)電気刺激治療

膀胱の筋肉に異常があり、うまく収縮ができない等の場合は電気刺激により神経の働きを調整する場合があります。子どもの場合、体に負担がなるべくないように原因をしっかり見定めたうえで、治療を行います。他にも膀胱訓練といった行動療法を取る場合があります。

8)生活習慣から予防を!子供の尿漏れへの予防習慣とは

(1)尿を我慢しない

尿意があるのに我慢することは膀胱に負担を与えるだけでなく溜まった尿の中で細菌が繁殖し炎症を引き起こす原因となります。尿意があれば必ず、トイレにいく習慣をつけましょう。映画や運動前など1時間以上のイベントに参加する前にはあらかじめいっておくことも効果があります。ただし、尿意を催したくないからといって水分摂取を怠ることだけはやめましょう。

(2)排尿時、ほめる

子どもの場合、排尿することを嫌がる癖ができてしまうと尿漏れまたはおねしょをしやすくなる体質になります。なるべく排尿時にはほめてあげ、排尿することを前向きなことだと考えさすようにしましょう。尿漏れやおねしょをしてしまったときに叱らないことも大切なことになります。






今回のまとめ

1)そもそも尿漏れとは何?子供の尿漏れとは?

2)症状をチェックしよう!尿漏れをしているかどうかの2つの症状

3)何が原因?子供で尿漏れをしてしまう3大原因とは

4)応急処置を試そう!症状への解消方法とは

5)症状が治まらない・・これって病気?病気かどうかの判断基準とは

6)症状が続く場合は要注意!可能性のある3種類の病気とは

7)早期検査を!症状が続く場合に試したい検査・治療方法

8)生活習慣から予防を!子供の尿漏れへの予防習慣とは