子供の診察を行う医者

膀胱は臓器の中でも完成するのが遅いので、小さいお子さんの頻尿はそれほど心配する必要はありません。ただ、小学生になってもおねしょが続くようだと心配にはなりますよね。

今回は子供の頻尿の原因・症状・治療方法をご紹介します。 






子供の頻尿の6大原因!症状・対処・治療法とは


1)子供の頻尿の6つの代表的症状 

(1)トイレに行く回数が多い 

(2)トイレまで我慢できずに漏らしてしまう 

(3)緊張するとトイレが近くなる 

(4)夜、寝ている間にもらしてしまう 

(5)体のだるさをともなう 

(6)体重の減少をともなう 

2)子供の頻尿の6大原因 

(1)細菌感染 

尿道から侵入した細菌によって膀胱が炎症を起こすことによって、頻尿が発生することがあります。 

(2)器質的疾患 

もともと生まれ持った内臓疾患によって起こるケースです。 

(3)生活習慣 

トイレトレーニングができていなかったり、生活が不規則になっていたりして起こることがあります。 

(4)ストレス 

心因性の頻尿は大人だけでなく子供にも見られます。 

(5)水分の摂りすぎ 

水分を摂りすぎれば当然トイレは近くなります。 

(6)冷え 

体が冷えると尿意を催すのは大人も子供も一緒です。 

Doctor and surgeon looking at a computer

3)子供の頻尿への4つの対処方法 

(1)あせらない 

子供の頻尿はほとんどの場合で、成長に伴ってなくなります。個人差がとても大きいので、よその子と比べてあせらないようにしましょう。 

(2)声かけ 

子供が夢中になって遊んでいるときなどは、トイレを知らず知らず我慢していたりするものです。時折トイレを促すようにするとよいでしょう。 

(3)決まった時間にトイレに行く 

出かける前や寝る前、朝起きた時などにトイレに行く習慣をつけることで、自然と排尿にもリズムができてきます。 

(4)いやな顔をしない 

「またトイレに行くの!」とか「またおねしょして!」などというと、子供にとってとてもストレスになり、頻尿の改善の妨げとなるので気をつけましょう。 

4)子供の頻尿が続く場合に考えられる4つの病気 

(1)膀胱炎 

尿道からの細菌感染によって膀胱に炎症が起きる疾患です。大人の場合はほとんどが女性に見られますが、子供の場合は男女問わず発症します。 

大人の女性に多いのは、男性に比べて尿道が短いのがその要因ですが、子供の場合は男児もまだ尿道が短いので、罹患する可能性があるというわけです。 

(2)夜尿症 

夜間おねしょのことを医学的には夜尿症と言います。5歳を過ぎても週に2回以上、寝ている間のおねしょが見られる場合には、夜尿症とされます。 

(3)腎盂腎炎 

尿道から侵入した細菌が腎臓にまで達して炎症を起こす疾患です。大人に起こることがほとんとですが、子供にも起こることがあります。  

(4)糖尿病 

先天的に膵臓に器質的疾患があり、ランゲルハンス島からのインシュリン分泌が正常に機能しないことで頻尿が起こり得ます。原因は今のところよくわかっていません。 

5)子供の頻尿が続く場合にすべき3つの検査方法 

頻尿が続く場合には、小児科や泌尿器科を受診しましょう。費用は都道府県によってさまざまです(たとえば東京23区は12歳まで無料)。病院に問い合わせるか、地方自治体のホームページなどで調べるとよいでしょう。 

(1)尿検査 

頻尿の場合の基本的な検査です。尿中に含まれる成分を解析して、疾患の原因を特定します。 

(2)血液検査 

血中の白血球の数を調べることによって、炎症の有無を判別します。 

(3)問診 

尿検査で血液検査でも異常が見られない場合には、心因性の頻尿の可能性もあります。お医者様と相談しながら原因を究明します。 

Medical doctor woman looking in clipboard

6)子供の頻尿が続く場合にすべき4つの治療方法 

(1)薬物療法 

細菌感染を起こしているような場合には、抗生剤を投与することで、細菌を除去して症状の緩和を図ります。 

(2)アラーム療法 

夜尿症の治療に用いられる手法です。夜間の尿の量をセンサーで感知してアラームで知らせてくれるシステムです。 

(3)インシュリン注射 

一型の糖尿病の場合は、定期的にかつ、継続してインシュリン注射を行うことになります。 

(4)トイレ習慣の改善 

トイレを我慢させずに、尿意を感じたらトイレに行くように促します。 

7)子供の頻尿へ日常からできる3つの予防ポイント 

子供の頻尿はたいていの場合、遅かれ早かれ改善していくものなので、あまり神経質にならずにおおらかな気持ちで見守るようにしたほうが、子供のストレスにもならないので、結果的に頻尿の早期改善につながります。 

(1)生活習慣の改善 

生活リズムをしっかりと整えることが、排尿習慣の改善にもつながります。朝起きたらまずトイレに行く、尿意を感じたらすぐに行くなどの工夫をすることで、トイレのリズムも生まれてきます。 

(2)叱らない 

毎日のようにおねしょをして布団を汚されると、ついつい叱ってしまいがちですが、これはなんの解決にもならないどころか、心因性の頻尿につながりかねないのでやめましょう。 

(3)清潔に保つ 

外から帰ったら手洗いうがいをしっかりとして、お風呂では体をよく洗って清潔に保つようにしましょう。 






今回のまとめ 

1)子供の頻尿の6つの代表的症状 

2)子供の頻尿の6大原因 

3)子供の頻尿への4つの対処方法 

4)子供の頻尿が続く場合に考えられる4つの病気 

5)子供の頻尿が続く場合にすべき3つの検査方法 

6)子供の頻尿が続く場合にすべき4つの治療方法 

7)子供の頻尿へ日常からできる3つの予防ポイント