悩んでいる女性

普段は普通の色のした尿が出ているのに、突然血交じりの赤い尿が出てショックを受けることはないでしょうか。それが女性の場合、どのような原因で起きるのか詳しく調べてみました。血尿で考えられる病気、対処法、治療法なども伝えています。






女性の血尿の原因とは?可能性のある3つの病気と対処方法


1)症状の違いとは?女性の血尿の2つの種類と特徴の違い

(1)肉眼的血尿

目で見て血尿だと分かるものです。色は真っ赤なものもあれば、薄い赤色、茶色のようなものなど様々です。色だけではどんな病気かは判断できないので、すぐに病院に行き検査をしてもらうことをお勧めします。また、尿を出した時に下腹部や膀胱に痛みがあるものは尿管や尿道に炎症が起きているかもしれません。痛みがないものは腎臓や前立腺のガンなどの難病にかかっている可能性があるので、放っておかず病院に行くべきです。

(2)顕微鏡的血尿

肉眼では通常の尿のように見えますが、顕微鏡で血液が混じっていることが分かるというものです。赤血球が5個以上見つかった場合に血尿だと判断されます。学校や職場の健康診断で採尿をした時に分かる場合が多いと言われています。これは胃ガンや膀胱ガンなどの悪性腫瘍や腎臓の疾患の可能性を秘めているので注意が必要です。

2)何が原因?女性で血尿になってしまう原因とは

(1)細菌に感染すること

女性は男性に比べて用を足すことを我慢してしまう傾向に強いこともあって、大腸菌などの菌が膀胱内に入って炎症を引き起こすというものです。尿を我慢することで膀胱内に尿が溜まりそこから菌が繁殖して膀胱炎になりやすいと言われています。膀胱炎の症状には血尿の他、頻尿、残尿感などがあります。

(2)悪性腫瘍によるもの

症状が血尿だけで、痛みや疲れなどの他に目立った症状がないという場合、ガンのような病気が潜んでいる可能性があります。特に膀膀胱粘膜の上側に腫瘍ができるという膀胱ガンが疑われます。症状が進行すると排尿時に痛みが出てきます。他にも胃ガンや尿道ガンなどが疑われ、いずれも初期は血尿だけの症状であることが多いです。

3)応急処置を!血尿への対処法とは

(1)検診を定期的に受ける

膀胱などの炎症の早期治療やガンなどの怖い病気の早期発見につながるように定期的に検診を受けるようにしましょう。尿検査や採血は体の異常がないかどうかが良く分かる検査だと言われています。

(2)休息をしっかり取る

ストレスや疲れが心身に感じるようになると体の免疫作用を低下させるので、膀胱内の雑菌も繁殖しやすくなります。膀胱炎になるのを防ぐためにも疲れが溜まったら無理せず休息を取りましょう。また、ストレスを和らげるために軽い運動や体操をすることをお勧めします。血行もよくなり、膀胱周辺の体温を温めて免疫力を高める効果があります。

ドクターから説明を受ける女性

4)症状が続く場合に・・考えられる3種類の病気とは

(1)膀胱炎

女性に多いのが膀胱炎だと言われています。女性は男性に比べて尿を我慢する傾向があるため、膀胱内に尿が溜まりそこから菌が繁殖して炎症を起こしやすくなります。また、疲労やストレスで免疫力が低下することでも発症しやすくなると言われています。膀胱炎の主な症状には、尿を出した時に血尿が出て焼き付くような痛みが走るというものや、残尿感、白血球が増えることで尿が白く濁るというものがあります。治療せずに放置しておくと膀胱炎は慢性化すると言われているので注意が必要です。

(2)腎炎

尿を作る腎臓の糸球体というろ過を行う場所が菌に感染して炎症を起こすことによって発症するのが腎炎です。のどに炎症を起こす溶血性連鎖球菌などが体内に入り、理由はまだ解明されていませんがそれが糸球体に感染することで起きるとされています。症状は血液や蛋白が混じった尿が出ることや、頭痛、むくみ、肩こりなどがあります。慢性化する前の急性腎炎であれば、治癒する可能性もありますが放置しておくと慢性化してしまい、完治を望めなくなります。

(3)遊走腎

腎臓が普通の位置よりも下がることで、血管も引っ張られることやほかの臓器で腎臓が圧迫されることで、尿と共に血液と蛋白がでてしまうことや上側腹部や背部に痛みが出てくるという症状の病気を遊走腎と言います。特に体系が細い女性に多い病気と言われています。その理由は、動脈と静脈で繋がれている腎臓を守る周囲の脂肪や筋肉がやせ形の女性には少ないためだとされているからです。特に腹部の筋肉が極端に少ない人の長時間に渡る立位姿勢は遊走腎になりやすいので注意が必要です。

5)専門家での検査を!専門医で試したい検査方法

(1)尿検査

血尿が出たらすぐに病院に行きましょう。急性腎炎ならば慢性化を防ぐために早期治療が必要ですし、膀胱ガンならば早期発見が完治の希望になります。尿検査は泌尿器科や内科で受けることができます。尿に赤血球が5個以上見つかれば血尿とみなされ、蛋白はプラスとマイナスで混じり具合が分かり、プラスだと蛋白が多く混じっていることが分かり、腎炎などの病気の可能性が潜んでいることになります。

(2)超音波検査

腹部に超音波を発信して、そこから反ってくるエコーを受信してコンピューター処理による画像化して異常がないか調べます。腎臓や肝臓などの様々な臓器を調べることができるのでガンなどの早期発見に活躍しています。血尿の原因には腎臓の炎症であることが多いので、腎臓を調べることができる超音波検査は有用です。検査は消化器内科や内視鏡内科などでできます。費用は3割負担で1600円前後だとされています。

group of happy doctors meeting at hospital office

6)病気の場合には?専門家で行われる可能性のある治療方法

(1)薬物療法

血尿が出たら泌尿器科や内科に掛かりましょう。膀胱炎と診断されたら、体内の細菌を抑える抗生物質が処方されます。薬を飲むことで菌は減りますが、医師の指示通りの期間薬を飲み続けないとまた増殖することがあるので、治療のためにも面倒に思わず飲み続けましょう。腎炎の場合だと、症状に血圧が高くなるといものがあるため、それを抑えるためのステロイド薬、腎臓の糸球体の毛細血管の血液凝固を抑える抗凝固剤などが処方されます。腎炎は症状が軽い場合薬物療法を必要としないこともあります。薬は咳や頭痛などの副作用がありますので、医師とよく相談して適切な薬を処方してもらいましょう。

(2)手術療法

膀胱ガンなどの悪性腫瘍が原因であれば抗ガン剤を用いる他、手術することになると思います。それほど進行が進んでいない小さな膀胱の腫瘍を削る際には、内視鏡を使った手術のみで済ませることもできます。大きな腫瘍ならば膀胱を摘出しなくてはいけません。その場合、新たな尿の出口を作るために尿路変更術を行うことになります。手術は泌尿器科で行うことがほとんどです。

7)日常生活から改善を!女性の血尿への3つの予防習慣

(1)尿を我慢しない

女性は男性に比べて尿を我慢する傾向にありますが、それは膀胱内の雑菌を増やして膀胱炎になりやすくしていることになります。なるべく我慢せずにトイレに行くことを心掛けましょう。4時間以内に1度は行くようにすると良いと言われています。元から尿が出にくい人は利尿効果の高い緑茶やコーヒーを飲むのも良いでしょう。

(2)ストレスや疲れを溜めない

ストレスや疲れは免疫力を低下させるので、病気にかかりやすい体になってしまいます。膀胱炎や腎炎なども細菌に感染することから始まるので、免疫力が低いと発症しやすいです。疲れた時はしっかり休みましょう。ジョギングやストレッチなどの軽い運動や趣味を楽しむことはストレス解消になり、予防に繋がります。

(3)体を温める

体が冷えると血流が悪くなるので、栄養が体の隅々まで行き届かなくなります。そうなると免疫力や抵抗力が下がり、細菌などに感染しやすくなります。体を冷やさないように、冬はお風呂に長めに入ることや、座っている時に膀胱周辺をタオルケットや毛布で温めることが大切です。また、寝る前にココアや生姜湯などを飲むと体の芯から温まるのでとても効果的です。






今回のまとめ

1)症状の違いとは?女性で血尿になってしまう2つの種類と特徴の違い

2)何が原因?女性で血尿になってしまう2大原因とは

3)応急処置を!血尿への対処方法とは

4)症状が続く場合に・・考えられる3種類の病気とは

5)専門家での検査を!専門医で試したい検査方法

6)病気の場合には?専門家で行われる可能性のある治療法

7)日常から改善を!女性の血尿への3つの予防習慣