カルテを記入するナース

朝起きて鏡を見たら顔の様子がいつもと違うと感じた方は顔がむくんでいるかもしれません。

顔のむくみの原因は飲食生活の問題だけではなく、病気を発症している恐れもあり注意が必要です。今回は顔のむくみの原因と解消法をご紹介します。






顔のむくみの5大原因!3つの解消法とは


1)顔のむくみの5つのチェックポイント

顔のむくみのチェックポイントを5つご紹介します。朝起きたら、鏡を見ながらやってみてください。

(1)ほおのあたりを指で押して指を離した後、肌がすぐにもとに戻らない 

(2)まぶたが腫れぼったい

(3)顔にまくらやシーツの跡がついている

(4)口角を思いっきり上げて笑った後、笑いジワがなかなか消えない

(5)耳の上の皮膚をつまむことができる

2)顔のむくみの5大原因

(1)塩分の取り過ぎ

塩分を取り過ぎると、身体は塩分濃度を人間が持つ本来の値に戻そうとします。体内の塩分濃度を薄めようとして喉が渇き水分を多く欲しくなります。

体内の塩分濃度は本来の値に近くなりますが、今度は体内では本来の塩分濃度を保とうとして水分が排出されにくくなり、顔のむくみの原因となります。

(2)アルコール類の飲み過ぎ

アルコール類には利尿作用があります。アルコール類を飲み過ぎるとトイレが近くなり排尿回数が増えます。

体内から不足した水分を補おうとして喉が渇き水分が欲しくなります。余分な水分を摂取しがちになり、その水分が排出されにくくなり顔のむくみの原因となります。

(3)血行不良

血行不良も顔のむくみの原因となります。

特に女性はスタイルやボディラインを良く見せるために身体を締めつける下着やストッキング類、細身のズボンやパンプスなど、見た目は良くても身体にとっては血液の流れが悪くなるので顔のむくみの原因となります。

(4)薬の内服

薬の内服が顔のむくみの原因となる場合があります。

風邪薬や胃腸薬の成分には本来むくみを解消するために有効なカリウムが塩分の排出に作用するのを防いでカリウムだけを体外に出してしまうものがあり、塩分が排出されにくくなり身体が水分を多く欲して顔のむくみの原因となります。

(5)病気

病気を発症していて顔のむくみの原因となっている場合があります。

可能性としては腎臓、心臓、甲状腺などの病気が考えられます。気になる方は早めの受診をお勧めします。

3)顔のむくみの2つの代表的症状 

(1)朝起きたときの顔全体の腫れ

朝起きたとき鏡を見て顔全体が腫れている、いつもの顔よりひと回り大きく見えるような状態は顔のむくみの代表的症状です。

上記1)でご紹介した顔のむくみのチェックポイントもあわせて活用すると症状がよくわかります。

(2)夜寝る前のふくらはぎや足の甲の腫れ

場所が下半身なので顔のむくみとは一見関係なさそうですが、ふくらはぎや足の甲が腫れていると、寝ている間に下半身に溜まった水分がほぼ水平になった上半身へと移動し顔のむくみの症状として現れます。

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4)顔のむくみへ自宅でできる3つの解消法

(1)冷えたタオルと温かいタオルを交互に繰り返し顔にあてる

顔の冷えと温めを交互に繰り返すことで皮膚細胞を刺激し血行を良くすることで余分な水分の排出作用が高まり、顔のむくみの解消につながります。

できるだけ冷えと温めの温度差を作るとより効果的です。

(2)首をストレッチして首のリンパのマッサージをする

首をストレッチした後に、耳の下からあごの骨の耳に近い部分(関節の部分)付近の首のリンパを意識してマッサージすると、顔のむくみの解消につながります。

(3)美顔器を使う

近年流行りの美顔器を使うのも顔のむくみの解消に効果が期待できます。

上記(1)(2)の解消法は朝忙しくて時間が無い方は美顔器を1つ購入しておくとよいでしょう。

5)顔のむくみへの7つの摂取すべき食材

顔のむくみへの摂取すべき食材を7つご紹介します。ポイントは「カリウムを多く含む食材」という点です。

カリウムには体内の余分な水分を排出する作用があります。

(1)アボガド

(2)バナナ

(3)キウイ

(4)スイカ

(5)りんご

(6)干し柿

(7)ひじき

6)顔のむくみが続くことで考えられる主な4つの病気

顔のむくみが続くことで考えられる主な病気を4つご紹介します。

(1)甲状腺機能低下症

甲状腺の機能が低下することで、全身のエネルギー利用を促す甲状腺ホルモンの分泌が不十分となる病気です。

全身のエネルギー利用がうまくいかなくなるので、身体全体の臓器に影響しさらなる病気が発症する恐れがあります。

(2)急性糸球体腎炎

腎臓にある糸球体(球状の毛細血管のかたまり)が炎症を起こすことで体内の水分が尿として排泄されにくくなる病気です。悪化すると腎不全を引き起こします。

(3)ネフローゼ症候群

腎臓と尿路の病気です。尿の中に多くのたんぱく質が出てしまい血液中のたんぱく質が減少し血液中のコレステロールなどの脂質の上昇等が現れます。

(4)慢性心不全

心臓の機能が低下し血流が悪くなり、血流が悪くなることで全身に十分な酸素が送れなくなる病気です。放置しておくと急性心不全につながり、生命を落とす危険性があります。

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7)顔のむくみが続く場合の2つの検査方法

顔のむくみが続く場合の検査方法を2つご紹介します。診療科目は内科や循環器科を選ぶようにします。

医療機関によっては総合診療科などもあるので、初診の場合は受付などで相談するとよいでしょう。

(1)血液検査

様々な病気の発見に用いられる検査です。

顔のむくみに関しては甲状腺系、腎臓系、心臓系などの病気を各項目の数値から推測することができます。

(2)尿検査

尿にたんぱく質が認められると、ネフローゼ症候群などの腎臓系の病気の可能性があります。

8)顔のむくみを未然に予防していくための4つのポイント

(1)塩分を控える

塩分を多く摂取すると身体が水分を欲しがるため、必要以上の水分で顔がむくみやすくなります。

料理の味付けは塩や醤油は控えめにして、香辛料やレモンやゆずなどの柑橘系などを利用したりして意識して塩分を控えると顔のむくみを未然に予防できます。

(2)アルコール類を飲み過ぎない

アルコール類の飲み過ぎは(アルコール度数が高いものは、少量でも飲み過ぎと同等になります)顔がむくみやすくなるので飲み過ぎないようにします。

飲酒してすぐ寝るのではなく、できればミネラルウォーターなどを飲んで酔いを覚まし、きちんと排尿を済ませてから寝ると

顔のむくみを未然に予防できます。

(3)カリウムを多めに摂取する

カリウムは体内の塩分を尿と一緒に体外へ排出してくれる効果があるため、カリウムを多く摂取すると顔のむくみを未然に予防できます。

カリウムを多く含む食品は上記を参考にしてください。

(4)身体を締めつける服や下着は着ないようにする

身体を締めつける服や下着は全身の血行が悪くなるので、締めつけない服や下着を着用すると全身の血行が改善し顔のむくみを未然に予防できます。






今回のまとめ

1)顔のむくみの5つのチェックポイント

2)顔のむくみの5大原因

3)顔のむくみの2つの代表的症状

4)顔のむくみへ自宅でできる3つの解消法

5)顔のむくみへの7つの摂取すべき食材とは

6)顔のむくみが続くことで考えられる主な4つの病気

7)顔のむくみが続く場合の2つの検査方法

8)顔のむくみを未然に予防していくための4つのポイント