聴診器で診察を行う医者

「肝臓が痛い気がする」「肝臓の周辺が痛む感じがする」という方は、その痛みを放置するのは危険な場合があります。

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、痛みを発症しにくい臓器だけに非常に注意が必要です。今回は肝臓の痛みの原因・症状・対処・治療方法をお伝えします。






肝臓が痛い4大原因!考えられる病気の可能性とは


1)肝臓が痛い場合の代表的症状

(1)右のわき腹付近が痛い

(2)右のわき腹から背中にかけて痛い

(3)右のわき腹からお腹にかけて痛い

(4)右のわき腹から右肩にかけて痛い

(5)わき腹、お腹、腰と胴体まわり全体に痛みを感じる

(6)右のわき腹付近の痛みとあわせて身体のだるさを感じる

上記の項目に該当する場合は、肝臓機能の低下や肝臓周辺の疾患が疑われます。

2)肝臓が痛い4大原因

(1)アルコール類の飲みすぎ

アルコール類など飲酒し過ぎると、肝臓が痛い原因となります。

(2)疲労などによる肝機能の低下

「肝臓=アルコールの影響を受ける」という印象を持つ方は多いと思いますが、アルコール類を飲まない方でも肝機能が低下する場合があります。

疲労などは肝機能の低下の原因となり、そのことにより肝臓が痛い原因となる場合があります。

(3)肝臓以外の病気

「肝臓が痛い」と思っていても、実は肝臓に隣接する他の臓器が病気になっていて肝臓が痛いと思う原因となっている場合があります。

(4)重度の肝臓系疾患

肝臓そのものが本当に痛いと感じる場合は、すでに重度の肝臓系疾患になっていて肝臓が痛い原因となっている場合があります。

肝臓そのものには痛みを感じる神経がないと言われています。したがって肝臓の位置に近いところが痛いように感じている場合があります。

肝臓そのものが痛むように感じたら、疾患が重度化している可能性があり注意が必要です。

3)肝臓が痛い場合に考えられる4つの病気

(1)肝臓がん(末期)

肝臓そのものには痛みを感じる神経がないと言われているため、肝臓が痛い場合に考えられる病気として恐ろしいのが肝臓がんです。

痛みを感じているときには、すでに末期の肝臓がんに進展している事も多く注意が必要です。

(2)胆石

肝臓から出される胆汁が、胆管の途中でつまって痛みを発症する病気です。肝臓と胆のうは隣りあう臓器のため、胆石を肝臓の痛みと錯覚してしまう場合があります。

(3)胃腸炎

肝臓が痛いと思っていても、肝臓そのものには痛みを感じる神経がないと言われているため、実は胃腸炎の可能性もあります。胃腸と肝臓は部位が近いので、肝臓の痛みと錯覚してしまう可能性があります。

(4)腎臓病

肝臓が痛いと思っていたら、実は腎臓病という可能性もあります。腎臓は左右2か所にありますが、右側の腎臓は肝臓に近い位置にあるため、肝臓の痛みと錯覚してしまう可能性があります。

Stethoscope in hands

4)肝臓が痛い症状への対処方法

(1)休養をとる

肝臓やその周辺の痛みの原因にもよりますが、まずは身体を休めることが肝臓が痛い症状への対処方法と言えます。

(2)食事は軽めに済ませる

肝臓の機能には代謝の促進や、毒素の分解などがあります。食事量が多かったり、食事内容が重いメニューだと肝臓に負担をかけるので食事は軽めに済ませることは、肝臓が痛い症状への対処方法と言えます。

5)肝臓が痛い症状が続く場合にすべき検査方法

診療科目は原因によって悩むところですが、。初診は近隣の内科系クリニックでもかまいません。その症状によって大きな総合病院やより専門医療機関への紹介状が発行されるでしょう。

(1)血液検査

肝臓が痛い症状が続く場合にすべき検査方法で、多くは血液検査が用いられます。血液検査で肝機能の数値がハッキリするのはもちろんのこと、

他の血液検査項目から、病気を絞り込むことが可能です。

(2)腹部超音波検査

腹部エコー検査とも呼ばれる検査です。腹部に超音波をあてて画像化して肝臓およびその周辺臓器の異常の有無を調べます。

(3)肝生検(かんせいけん)検査

お腹より針を差して、肝臓の組織を取り出して、顕微鏡などで肝臓の組織異常の有無を直接見る検査です。

(4)腹腔鏡検査

腹部を1cm程切り開き、そこから腹腔鏡を入れて、医師が肝臓の状態を直接目で確認する検査です。

MRI machine is ready to research in a hospital

6)肝臓が痛い症状が続く場合にすべき治療方法

(1)薬物療法

肝臓の痛み、もしくは肝臓周辺の痛みの原因にもよりますが、医師から内服薬や外用薬の処方を受け、薬を用いて治療する方法です。

(2)手術

肝臓の痛みの原因が、肝臓がんなどの場合は手術で治療する場合があります。ただし、肝臓がんは再発や転移する事が多い病気なので、手術後も

定期的な通院での疾病管理が必要になる事がほとんどです。肝臓がんが末期の場合、手術することもできないくらい進行している場合があり注意が必要です。

7)肝臓が痛い症状へ日常からできる3つの予防習慣

(1)休養を十分にとる

肝臓が痛い、もしくは肝臓周辺の痛みの原因にもよりますが、睡眠時間の確保など、休養を十分にとることは肝臓が痛い症状への予防習慣になると言えます。

疲労なども肝臓に負担をかけますので、疲労をためないようにしましょう。

(2)アルコール類の飲み過ぎに注意し、休肝日を作る

「肝臓=アルコールの影響を受ける」という印象をもつ方は多いと思います。アルコール類の飲み過ぎに注意し、飲まない日(休肝日)を作ることは肝臓が痛い症状への予防習慣になると言えます。

(3)栄養バランスの良い、軽めの食事を心がける

端的に言えば「生活習慣病を予防する食事」とも言えます。また食べ過ぎないことで、肝臓をはじめ他の臓器への負担も少なくすることができるので

栄養バランスの良い、軽めの食事を心がけることは肝臓が痛い症状への予防習慣になると言えます。






今回のまとめ

1)肝臓が痛い場合の6つの代表的症状

2)肝臓が痛い4大原因

3)肝臓が痛い場合に考えられる4つの病気

4)肝臓が痛い症状への2つの対処方法

5)肝臓が痛い症状が続く場合にすべき4つの検査方法

6)肝臓が痛い症状が続く場合にすべき2つの治療方法

7)肝臓が痛い症状へ日常からできる3つの予防習慣