ナースに問診を受ける女性の患者

胃が痛くなる原因にはいろいろな種類があります。仕事が忙しい時やストレスを抱えている時など急に胃痛はやってきます。胃の痛みは体のサインですので、放っておくことはとても危険です。

今回は胃が痛い原因と、急な激しい痛みに襲われたときの対処法をご紹介致します。






胃が痛い症状への13の対処法!ツボや食事法

1)胃が痛い3つの種類とは

(1)胃酸過多

胃酸は食べ物を消化する時に分泌される酸性の液体です。胃酸過多とは、何らかの理由により、胃酸が必要以上に分泌されることを言います。

これにより、胃痛・吐き気・ゲップ・胸焼け・食欲不振などの症状が起こります。

(2)消化不良

食べ過ぎにより消化が追い付いていない状態をいいます。胃腸の動きが鈍くなり、食事が消化されずに胃もたれ、吐き気、腹部の痛みなどの症状を伴います。

(3)胃の運動低下

年をとると消化機能が低下していくので、胃もたれを起こしやすくなります。軽く運動するなどして予防していきましょう。

2)胃が痛い5つの代表的な原因

(1)暴飲暴食

食べ過ぎやお酒の飲み過ぎなど、胃に過剰に負担がかかる場合も原因となります。普段から辛いものや濃い味、刺激物が好きな人は要注意です。カフェインや熱い物、冷たい物の摂り過ぎも注意が必要です。

(2)ストレス

ストレスを感じると自律神経が乱れ、胃液が過多となります。胃酸の分泌が増えると胃の粘膜を傷つけてしまうことがあります。

(3)体質的なもの

元々胃が弱く消化力が弱い人に起こりやすい傾向にあります。

(4)睡眠不足・疲労

睡眠不足や疲労が続くと、自律神経の働きが乱れ、ストレス性胃炎を引き起こす原因となってしまいます。

(5)胃に関する病気

胃炎や胃潰瘍、胃がんなど、病気が原因で胃痛を引き起こす場合があります。症状が強い場合は病院で検査を受けましょう。

3)胃が痛い4つの症状

(1)胃酸による痛み

シクシク・ズキズキとした痛みを感じる。

(2)急性胃炎による痛み

みぞおちの痛み・吐き気・嘔吐・発熱の症状がある。

(3)胃の痙攣による痛み

キューっと差し込むような強い痛みを感じる。

(4)胃潰瘍による痛み

食後数時間して痛みを感じる。

4)ひどく胃が痛い場合に考えられる4つの病気

(1)食中毒

みぞおちへの激しい胃痛・嘔吐・下痢など。

(2)急性胃炎

激しい胃痛・吐き気・胸焼け・貧血など。

(3)胃潰瘍

胃がさしこむように痛む・吐き気・食欲不振など。

(4)胃がん

みぞおちへの不快な痛み・吐き気・胸焼け・ゲップ・食欲不振など。

kompetente ärztin arbeitet patientenakte auf

5)胃が痛い症状へ自宅でできる対処法!2つのマッサージ

胃へのマッサージは就寝前や起床後に横になったままもしくは座って行います。

(1)手を使った胃のマッサージ

胃の上(おへその左斜め上)に右手の指先を柔らかく当て、その下に左手を添えます。ゆっくりと上下に動かし、100回程度を目安に行います。

(2)腹筋使った胃のマッサージ

右肩を下にして横になり、左肩を45度程度上げます。口から息を吸い込んで胸を膨らませます。息を止め腹筋を使って腹を膨らませたり、凹ませたりする動きを5~10回繰り返し、息をゆっくり吐きます。

この動作を10~20回繰り返して合計が100回になるように行います。

6)胃が痛い症状へ自宅でできる対処法!3つのツボ押し

(1)合谷(ごうこく)

手の甲の人差し指と親指の付け根にあるツボです。少し痛いけど気持ち良い位の強さで押しましょう。胃痛・頭痛・肩こり・精神不安・神経過敏などに効果があります。

(2)内関(ないかん)

手のひらの手首から指3本分下がったところに位置するツボ。ゆっくりと押し込むようにマッサージしましょう。胃痛を和らげ、イライラの解消にも効果があります。

(3)足三里(あしさんり)

膝のお皿部分から下へ指4本分のところに位置するツボ。急な胃痛を和らげ、体力アップや病気の予防などに効果があります。毎日押すと健康的な体になれると言われています。

7)胃が痛い症状へ自宅でできる対処法!摂取すべき4つの食事

(1)キャベツ

キャベツに含まれるビタミンUは消化性潰瘍の改善をはやめたり、胃の粘膜を守る力が強めたり、胃の血流を良くしてくれるなどの効果があります。

熱を加えても効果は変わらないので、サラダや温野菜など好みの食べ方で摂取しましょう。1日の摂取量は約70gが目安です。

(2)ホットミルク

症状が軽い場合は食事を控えしばらく落ち着いたらとりあえず温かい飲み物を飲むと良いでしょう。ホットミルクがおすすめです。

(3)生の大根

大根に含まれるジアスターゼという成分が消化を助けてくれます。胃痛を感じる場合は、大根おろしをたっぷり乗せたおかゆやスープなどににして摂るのがおススメです。

(4)大豆製品

タンパク質が不足すると胃の回復力が弱まるので、納豆や豆腐、味噌など良質なタンパク質を摂るようにしましょう。大豆製品を柔らかく煮込んだものがおススメです。

8)胃が痛い場合に避けるべき5つの食事

(1)脂肪の多い肉類

ハム・ソーセージなどの加工食品・バラ肉・ひき肉・揚げ物など。

(2)刺激の強い香辛料

唐辛子・ワサビなど。

(3)繊維の多い野菜

ゴボウ・たけのこ・レンコン・きのこ類など。

(4)胃を刺激する格好品

コーヒー・濃い緑茶などカフェインを多く含むもの。

(5)酸味が強いもの

レモンなどの柑橘類・酢の物など。

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

9)その他の胃が痛い症状への4つの対処法

(1)服薬

薬剤師に相談して症状に合った市販薬を上手く服薬する方法もあります。

(2)横になる

右側を下に寝ると、胃への負担が軽くなり楽になります。できるだけ横になってゆっくり休みましょう。

(3)ゆっくり深呼吸をする

胃痛は体に酸素がいきわたっていない場合に起こりやすいので、ゆっくりと腹式呼吸をして、体にたくさんの空気を取り入れてリラックスしましょう。血行が良くなり肉体疲労や精神疲労を回復してくれます。

(4)半身浴

体を温めると血液の循環が良くなるので、38~40度位のぬるめのお湯でゆっくり浸かりましょう。

10)ひどく胃が痛い症状への6つの検査方法

まずは内科を受診しましょう。

(1)尿検査

すぐに結果が出やすいので初診時に患者の状態を把握するために行われることが多いです。

(2)便検査

便の中に血液が混ざっていないかを確認する検査です。

(3)血液検査

血液中に含まれる様々な成分を分析してどのような病気が潜んでいるかなどを診断します。

(4)バリウム検査

胃の形や影などを見る為に行われます。X線は胃を透過させる為、バリウムを飲んで撮影します。

(5)内視鏡検査

胃カメラとも言われます。内視鏡を口から胃の中に入れ、先端の超小型カメラで胃の中をモニター画面に映し出し観察します。

(6)ピロリ菌検査

内視鏡の使用、吐く息を採取し調べる、血液や尿で抗体をみるの3つの方法があります。

費用は胃X線検査で5000円前後、内視鏡検査を行う場合は平均10000円弱、ピロリ菌の検査で約6000円程度かかります。

自己判断で症状を放置するのは悪化の危険性もあるので、特に症状が重く何日も続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

11)ひどく胃が痛い症状への3つの治療方法

(1)服薬

胃酸を抑える制酸薬や粘膜保護薬が効果的といわれています。炎症を起こしているなら炎症に対して効果がある薬が必要となりますので、医師の判断に従いましょう。費用は約2000円程度です。

(2)ピロリ菌治療

2種類の抗生物質と胃酸の働きを抑制する薬を使用します。ただし除菌だけの処置は健康保険適用外となるので注意しましょう。費用は約6000円程です。

(3)食事療法

痛みが辛い場合は無理せず食べないという方法もあります。胃に負担をかける固形物や刺激物は避け、消化がよく胃や腸に負担のかからないものを食べるようにしましょう。

12)胃が痛い症状を未然に予防する6つのポイント

(1)ゆっくり噛んで食べる

早食いは食べ物のほか空気を一緒に飲み込んでしまうので、胃が膨らみ胃痛を起こす原因となります。煮る、蒸すなどの調理方法をとり、ゆっくり噛んで食べる習慣をつけましょう。

(2)起床直後は食事を摂らない

起床後すぐは胃腸もまだ休んでいる状態なので、体を動かして胃腸の目を覚まさせてあげましょう。

(3)寝る1~2時間前には何も食べない

就寝中は胃腸も眠っている状態なので、消化が滞ってしまい、胃に負担をかけてしまいます。

(4)禁酒禁煙

アルコールやタバコは胃に強い負担をかけ、胃酸の分泌を促進し、結果胃痛の原因となります。

(5)リラックス法を見つける

ストレスを感じたら気持ちをリセットするようにしましょう。自分が一番楽しい事や安らげる事を探すことでストレスを溜め込まない工夫をしましょう。

(6)軽いウォーキングをする

自律神経を整えるために歩くことはとても有効だと言われています。ウォーキングは胃腸を動かすのに効果的な運動です。

太陽光を浴びるとセロトニンという物質が増え、自律神経の乱れを抑える効果があるので、30分程の散歩でもいいので明るい時間帯に体を動かすようにしましょう。






今回のまとめ

1)胃が痛い3つの種類とは

2)胃が痛い5つの代表的な原因とは

3)胃が痛い4つの症状とは

5)胃が痛い症状へ自宅でできる対処法!2つのマッサージ

6)胃が痛い症状へ自宅でできる対処法!3つのツボ押し

7)胃が痛い症状へ自宅でできる対処法!摂取すべき4つの食事

8)胃が痛い場合に避けるべき5つの食事

9)その他の胃が痛い症状への4つの対処法とは

10)ひどく胃が痛い症状への6つの検査方法

11)ひどく胃が痛い症状への3つの治療方法

12)胃が痛い症状を未然に予防する6つのポイント

急な胃の痛みには上記のような対処法が効果的です。痛みが続くようであれば早めに病院を受診しましょう。