中華風スープ

胃炎が起きて胃に激痛の走った経験がある方は多いのではないでしょうか?動けないほどの痛み、そんなことがあると思います。

胃炎の際に食べ物で胃をいたわってあげられるとしたらいいと思いませんか?そんな胃炎の際に積極的に摂取したい食べ物をご紹介します。



【まとめ】胃炎の時に積極的に摂取したい食べ物6選


1)そもそも胃炎って?

(1)胃炎とは?

簡単に言うと、胃の粘膜の炎症です。有害物質の摂取や心身の疲労などから起こる場合が多いです。急性の症状は、腹痛や嘔吐が見られるのが特徴です。慢性の症状は、胃もたれや食欲不振がよく見られます。

(2)胃炎の5つの種類とは?

・肥厚性胃炎

胃の粘膜が厚くなってしまい、胃液や胃酸の分泌が増える種類です。

・表層性胃炎

若い世代に多い胃炎です。慢性的な胃炎の一種になります。

・ストレス性胃炎

またの名を神経性胃炎といいます。検査を行っても異常が見られないのにも関わらず、吐き気や痛み、胃酸の逆流などの症状が出る種類です。

・萎縮性胃炎

慢性的な胃炎を放置した結果に萎縮性胃炎になります。治療を行わなければ胃がんに進行する可能性もあるものです。

・びらん性胃炎

細菌やウイルスの感染、刺激物を過剰に摂取してしまった場合、胃に刺激を与える薬を飲んだりした場合などの様々な原因によって起こる種類のものです。

2)要チェック!胃炎の3種類の代表的な原因とは?

(1)暴飲暴食など

胃の粘膜に傷がつくことによって急性胃炎が起こります。胃はデリケートなので、暴飲暴食や菌がついた飲食物の摂取、アレルギー、アルコールや香辛料の刺激物の摂取などが原因によって胃液の分泌量が増えてしまい、胃の粘膜に傷がつくので急性胃炎が起こります。

(2)ヘリコバクター・ピロリ

ピロリ菌という言葉はよく耳にすると思います。正式名称をヘリコバクター・ピロリといいます。この細菌に子どものときに感染してしまうことが原因と考えられています。ピロリ菌は、長い時間ゆっくりと進行していきます。慢性的な胃炎の場合はこのピロリ菌が原因の場合が多く見られます。

(3)ストレス

仕事や私生活において精神的なストレスや過労が原因で、自律神経がバランスを崩してしまって胃炎が起こってしまいます。自律神経がバランスを崩すと胃酸が過剰に分泌されてしまい、気分が塞いだり、喉がつかえたり、胸やけ、胃の痛みなどの症状が出てしまいます。

3)放っておくとキケン!胃炎から考えられるリスクとは?

慢性胃炎を何も治療をせずに放っておくと一番の不安なリスクは胃がんです。全ての慢性胃炎の方が必ず胃炎になる、というわけではありませんが、胃がんを発症してしまった方の元々は、慢性胃炎が始まりという場合がほとんどなので、切っても切れない深い関係があるのです。

日本人には胃がんがとても多いのをご存知ですか?そのため胃の状態は意識してコントロールしておく必要があるのです。日本人に胃がんの多い原因は、塩分の多い食事とピロリ菌の感染と言われています。胃の中にピロリ菌がいるという事は、慢性胃炎を発症している場合が多いのです。そのためピロリ菌の除菌をしっかり行うことが大切になってきます。

ただ、長年にわたり慢性胃炎を放置しておいた場合、胃の粘膜がすでに萎縮してしまって、ピロリ菌の除去の効果もかなり少ないものとなってしまいます。そのため、自分で病院を受診し、早期に対処をする方が増えているのが事実です。

4)胃炎にはこの栄養素を!大切な3大栄養素とは

(1)IPA

正式名称をエイコサペンタエン酸といいます。EPAといえばわかりやすいかもしれません。アジやサバなどの青魚に多く含まれる、多価不飽和脂肪酸の1つです。コレステロールの低下作用に注目をされている栄養素になります。このIPA、胃の健康にも非常に重要な働きをします。

IPAは体内でプロスタグランジンというホルモンの物質に変わるのです。プロスタグランジンには胃液の分泌を調整して、胃の粘膜を保護する働きがあります。しかし、この多価不飽和脂肪酸は酸化しやすい欠点があるので、摂取しすぎると有害な過酸化脂肪酸を増やしてしまったり、悪玉コレステロールを増やしてしまうという部分もあるので、注意が必要です。

(2)オレイン酸

体内に生じる活性酸素は、胃の粘膜を痛めてしまう悪玉成分の1つなのです。この活性酸素の働きを弱める抗酸化作用があるのがオレイン酸です。オレイン酸はオリーブオイルや菜種を原料としているキャノーラ油などに多く含まれています。

しかし油ですので、消化が悪いのと、エネルギーが高いので摂りすぎてしまうと逆効果になります。ですので、普段の炒め油や手作りのドレッシングに使う油をオリーブオイルなどに変えるとちょうどよいでしょう。オレイン酸はビタミンA、C、Eと一緒に摂るとこれらのビタミンそのものがオレイン酸と同様の抗酸化作用を持ち、なおかつ体内でオレイン酸が酸化するのを防いでくれる働きもあります。

(3)ビタミンU

ビタミンU、あまり耳にしたことのないビタミンの名前ではないかと思います。ビタミンUはキャベツから発見されたビタミンになります。ビタミンUには過剰な胃酸の分泌を抑える働きがあります。そして、胃の粘膜の新陳代謝を活発にして、粘膜を修復するたんぱく質の合成を促進する働きがあるのです。このビタミンUを多く含む食品として、キャベツ、レタス、セロリ、アスパラガスなどがあります。

ただ、以上の食品には食物繊維も多く胃に負担をかけるので、胃が弱っているときにたくさん食べてしまうのはよくありません。ビタミンUは熱に弱いビタミンなので、生でサラダで食べたり、ジュースにしたりするのが最も効果的に摂取できます。

スープを飲んでいる女性

5)胃炎の時に摂取したい食べ物6選

(1)白身魚・鶏のササミ

良質な動物性のたんぱく質が多く、食べやすい、消化にも優れているという特徴があります。脂肪分が少ないので、胃の弱い人にはオススメです。

(2)ホットミルク

牛乳には胃酸を和らげて、胃の粘膜を保護する働きが期待できます。消化のいいたんぱく質が入っているので、家用補給もできます。ただ、胃の弱い方は冷たいままで飲んでしまうと逆に胃を刺激してしまうので、少し温めて飲みましょう。ホットミルクの苦手な人もいるでしょうが、その場合は、少し温めたものに味をつけたりして飲むと飲みやすいです。

(3)豆腐

良質のたんぱく質、栄養価の高さ、食材自体も柔らかいので食べやすいのが特徴です。豆そのものになると消化が悪い分、柔らかく加工された、豆腐や豆乳などがおすすめです。

(4)たまご

胃が弱ってしまうと食欲が落ちてしまいます。そのため栄養が偏りがちになってしまいます。そんな時はたまごです。ビタミン類や鉄分、たんぱく質が豊富に含まれていて栄養補給にはもってこいの食材です。消化のよい形で摂るとすれば、茶わん蒸しやたまご豆腐、スープに溶き卵を入れたりすることで、消化が良くなり、さらに食べやすくなります。

(5)だいこん

だいこんにはビタミンCが多いことと、消化酵素のアミラーゼがたくさん含まれています。胃が弱っているときには大根がおすすめ。たんぱく質の消化を助けるだけではなく、胃酸過多、食欲増進、整腸作用などもあり、便秘や下痢にもおすすめの食材なのです。

(6)じゃがいも

一見、消化の悪そうなじゃがいもですが、実は消化がいいのです。胃が張る、胃がムカムカするなどの症状があるときにはもってこいと食材です。カリウムや水溶性の食物繊維であるペクチン、ビタミンCも豊富に含まれ、精神的なストレスの改善にも有効に働きます。

6)食べ方にもポイントが?オススメの食べあわせとは?

(1)ホットミルク

一番簡単で、一番手頃に摂取できるのがこのホットミルクです。冷たいままだと、ちょっと刺激の強い牛乳もホットミルクにすることで、胃に優しくなり、リラックスという精神的な効果もあります。

(2)豆乳鍋

豆乳も効果的な食べ物の1つです。豆乳だけでは飲みにくい、という方も多いと思います。しかし、豆乳鍋にしてしまえば、具材にも胃に優しいものを入れられて一石二鳥です。具材に入れるのは、豆腐に大根、じゃがいも。どれも胃に優しい食べ物です。

(3)たまごを使ったスープ

具材はもちろん大根などの胃に優しい野菜を柔らかめに煮込んで、好きな味付けにして最後に溶いたたまごでとじるようにスープを作ると胃に優しいスープが出来上がります。具材は必ず柔らかめに煮込むようにしましょう。

7)ここに気をつけよう!上記の食べ物を摂取する上での注意点とは?

胃炎の時は胃が弱っているので、消化する能力が低下しています。そのため消化し辛い状態で体内に入れてしまっては、胃によい食材でも、消化しきれずにまた胃が痛み始めてしまいます。そのため、できるだけ具材はやわらかく煮込んだりして摂取することがたいせつになります。

野菜は特に、繊維があるので柔らかく煮込むことをオススメします。他には極端に冷たいものや熱いものをそのまま摂取しないことも重要です。胃を刺激してしまいます。味付けも刺激物や塩分過多を避けることが大切です。

8)要注意!胃炎の時に避けたい代表的な食事とは?

胃酸が出過ぎてしまうと、胃の粘膜に炎症が起こるというのが胃炎です。胃酸の分泌を促したり、胃の粘膜を直接刺激してしまうものは避けたいものです。レモンなどの柑橘類、酢の物などの酸の強いものは、胃酸の分泌を促進します。避けた方がいい食材です。

トウガラシやワサビなどの刺激物やカフェインを多く含む飲むもの、コーヒーや濃いめの緑茶も胃酸の分泌を高めてしまいます。その他には、加工食品や脂分の多いものも避けた方がいいです。加工食品でいえば、ハムやソーセージ。脂分の多いものでいうと、豚バラ肉やひき肉、マグロの大トロ、揚げ物などです。

また、消化の悪いものも避けた方がいいです。タコやイカ、貝類などの魚介類と、食物繊維の多い、ゴボウやタケノコ、レンコン、キノコ類も気を付けた方がいいものです。食べ方にもコツがあり、胃の調子の悪い時には腹八分目を心がけて、ゆっくりと噛んで食事を摂ることをオススメします。

9)毎日の生活から改善を!胃炎に効果的な習慣とは?

食事以外からも胃炎にならないためにできることがあります。胃を荒らさないことが大切になります。普段から喫煙をしている人は、胃が悪い時は禁煙をしてみるのも効果的でしょう。生活のリズムを整えることも大切です。しっかりした睡眠をとり、寝不足を避け、普段から薬を常用している人は薬を飲む際はしっかり水分を摂りましょう。

食事の時間を毎日規則正しくするのも大切です。寝る前に食べないことも重要になります。ストレスを溜めないことも大切になります。ストレスは胃にとって影響のあるものだからです。ストレスの発散は簡単なものではありませんが、気分転換を自分なりにできるといいでしょう。



まとめ

1)胃炎にもいくつかの種類がある

2)胃炎の原因は大きく分けると3つの原因がある

3)胃炎を放置すると胃がんの可能性も考えれる

4)胃炎を抑えるには3つの栄養素が重要

5)胃炎の際の食べ方のポイントとおすすめの食べ方とは

6)胃炎の時には避けたい食べ物とは?避けるべき重要な食べ物

7)食事以外での胃炎の予防法