女性の患者に説明をするドクター

腹痛は日常的な、あまり珍しくない病気です。そのまま放置していても自然治癒してしまうことも多く、そのため軽視してしまいがちですが、緊急に手術を必要とする病気を併発している場合もあります。

今回は左下腹部の痛みの原因や考えられる病気、治療方法や予防のポイントをお伝えします。






左下腹部の痛みの3大原因!4つの病気の可能性


1)左下腹部の痛みの3つの代表的症状

(1)お腹をギューッと絞られるような強い痛み(腸炎、食中毒、急性胃腸炎)

(2)重苦しい痛みから徐々に強くなる(過敏性腸症候群)

(3)押すと痛い圧痛(大腸憩室症)

などがあります

2)左下腹部の痛みの3大原因

(1)食中毒

暴飲暴食、不消化性の食べ物、悪質の飲料水、風邪、腹部を冷やしたことが原因となって食中毒を発症した場合。

(2)ガス溜まり

便秘によりガスが腸内に溜まり、各種の疾患の原因になる場合。

(3)ストレス

ストレスや体調不良が原因となる場合、などがあります。

3)左下腹部の痛みで考えられる4つの病気

(1)腸炎

腸炎とは小腸や大腸などの腸に炎症が起きた状態の総称です。腸炎を起こす原因によってウイルス性腸炎や細菌性腸炎、薬剤性腸炎など様々な種類に分けられます。

また症状の経過によっても急性と慢性に分けられ、急性腸炎は最も良く見られます。腸炎を起こす一番多い原因が食中毒です。

他にも、暴飲暴食、不消化性の食べ物、悪質の飲料水、風邪、腹部を冷やしたときなどにも起こります。

代表的な症状は腹痛で、痛みの感じ方は違和感程度の弱いものから差しこむような強く激しいものまで様々です。

他にも発熱や下痢、吐き気や嘔吐、下痢や嘔吐に基づく脱水症状、大腸が冒されている場合は血便なども見られます。

(2)食中毒

腸炎を起こす一番多い原因が食中毒ですが、代表的な症状は腹痛で、痛みの感じ方は違和感程度の弱いものから差しこむような強く激しいものまで様々です。

他にも発熱や下痢、吐き気や嘔吐、下痢や嘔吐に基づく脱水症状、大腸が冒されている場合は血便なども見られます。

食中毒の原因は、細菌によるもの、ウイルスによるもの、原虫によるもの、化学物質によるもの、自然有害物質によるもの、主にこれら5つに分類されます。

そのほとんどが口から取り入れたことによって、体内で不調を来たします。身近なものであれば、生魚や生肉、腐敗したものを口に入れることが挙げられます。

(3)潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは、大腸の表面の粘膜に炎症が起こり、粘膜がただれてびらんや潰瘍を形成してしまった状態の事を言います。

潰瘍性大腸炎が起こる原因は未だはっきりと解明されてはいませんが、最も有力と見られているのが自己免疫異常によるものです。

何かしらの原因によって免疫異常が発生し、自身で大腸粘膜を攻撃し炎症を起こしてしまうものです。他にも食生活の変化や腸内細菌叢の変化、遺伝なども関係していると考えられています。

(4)大腸憩室症

大腸内の憩室という粘膜が外側に袋状に膨らんだものが多数出来る病気で、これにより付近の血管が刺激され出血します。

大腸内圧が高まる事で起こります。加齢による腸管壁の脆弱化も原因として挙げられます。

大腸憩室症の大半が無症状ですが、腹痛や血便を伴うことがあります。日本では昔は右側結腸での発症が多かったのですが、近年食生活の欧米化が進み、欧米で多い左側のS状結腸での発生が増えてきました。

野菜や果物に多く含まれる食物繊維は腸の負担を軽減して腸を綺麗にする働きがありますが、肉食化が進んだことで野菜や果物を摂る機会が減ったことが要因と考えられます。

Two women doctors talk about examination

4)左下腹部の痛みへの2つの対処方法

(1)胃腸への刺激物を避ける

冷たいもの、辛いもの、カフェイン(コーヒーなどに含まれる)、アルコール、脂っこいもの などの胃腸の刺激となる飲食物の摂取を控えてください。

(2)市販薬

早めに医師の診断を受けるのが一番ですが、なんらかの理由ですぐにそうできない場合、症状に適した市販の整腸剤、下痢止め、便秘薬なとを服用して安静にしてください。

5)左下腹部の痛みが続く場合にすべき検査方法

(1)消化器内科

左下腹部に痛みを感じたら、まず最寄りの内科か消化器内科に行きましょう。必要であれば精密検査ができる大きな病院を紹介してくれます。

(2)点滴治療

食中毒や急性腸炎の場合、脱水症状を治療するするため、三泊四日前後入院をして点滴治療を受けることとがあります。

この場合、治療費と入院に関わるは費用は45,000円前後になると予想されます。ただし、症状の重さや入院期間、治療内容などによって必要となる費用は変動します。

6)左下腹部の痛みへ日常からできる3つの予防ポイント

(1)規則正しい食生活を送る

偏食や欧米型食生活が原因となって便秘がちになり、それが様々な疾患の原因になることが多いと考えられています。

普段からバランスのよい食生活、刺激物や嗜好品などの過度の摂取を控え、一日三食規則正しい食事習慣を保つするように心がけましょう。

(2)体を冷やさないように工夫する

エアコンの効いた室内では、上着を羽織ったり膝かけをしたりして体温調節を行うといいでしょう。

また、暑い日はついつい冷たい飲みものを飲みたくなりますが、体を内側から冷やさないためにも冷たい飲み物の飲みすぎは控えましょう。

(3)精神的なストレスを解消する

心にかかる重圧や悩みごとは、体の健康にも大きく影響します。

好きな本を読む、ゆっくりとお風呂につかる、友人とおしゃべりを楽しむなど、簡単にできる自分なりのストレス解消法のレパートリーを複数持っておくと、毎日のストレスを溜め込みにくくなります。






今回のまとめ

1)左下腹部の痛みにも様々な原因が存在します。

2)自然治癒を期待して楽観するよりも、余裕があればできるだけ早めに医師による診察を受けるようにしましょう。

3)腹痛は、食生活を改善することや規則正しい生活を送ることで予防できます。

4)症状が軽い場合、医師の診察を受ける余裕がない場合は、市販薬を服用することによってもある程度は改善が可能です。