病院で診察を受ける女性の患者

自分の便を見る習慣はありますか。便の色や形態は健康のバロメーターです。そんな便が白かたらビックリしますよね。

バリウムなどの明らかな原因があればともかく、そのほかにはどのような原因で便が白くなるのか原因や対処方法などをご紹介します。






便が白い4大原因!症状・対処・治療方法とは


1)便の4つの色と特徴とは 

(1)黄金色~茶色 

便は一般的に体内にとどまる時間が長ければ長いほど、色が黒くなってくる傾向があります。黄金色から茶色の間であればまずまず健康ということが言えます。ただし、便の硬さや形状に異常がある場合にはその限りではありません。 

(2)白色~灰色 

バリウムを飲んだことがある人なら、白い便を見たことがあると思いますが、ウィルスや細菌に感染することによって、白色から灰色の便が出ることがあります。 

また、海外からの帰国者の場合にはコレラなどの可能性が疑われることもあるので、可及的速やかに医療機関を受診しましょう。 

そもそも便の色が茶色くなるのは、膵臓から分泌される胆汁の働きに依るものです。なので、便に色がつかないということは、膵臓のトラブルの可能性もあります。 

(3)黒色 

タール便などと言われますが、黒い色の便が出るような場合には、食道や胃、十二指腸などからの出血が疑われますので、やはり医療機関を受診するようにしましょう。 

(4)赤色 

便の色が赤い場合には、大腸からの出血が疑われます。下痢を伴う場合には赤痢や潰瘍性大腸炎、そうでない場合には大腸がんの可能性も疑われます。 

また、潜血便の一番多くみられる原因としては、痔が挙げられます。なにはともあれ素人判断は危険なので、かならずお医者さんを受診するようにしましょう。 

2)便が白い4大原因 

(1)暴飲暴食 

暴飲暴食が原因で、胃腸の消化機能が追いつかず消化不良が起こることによって、便の色が白くなることがあります。 

(2)栄養失調 

栄養失調といっても戦後のものがない時代とは異なり、必要な栄養素が足りていないことを言います。そのような場合に、胆汁が正常に分泌されなくなって便が白くなることがあります。 

(3)バリウム 

健康診断でおなじみのバリウムを飲むと、その後に出る便が白くなることがよく知られています。そのメカニズムについては、本稿のテーマとは関係ないので割愛します。 

(4)感染症 

細菌やウィルスに感染することによっても、便が白くなることがあります。特に子供の多いのがロタウィルスお感染症です。 

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3)便が白い場合の対処方法 

バリウムを飲んだなど、明白な理由がない場合には、自己判断をせずに可及的速やかに医療機関を受診するようにしてください。思いもよらない疾患が潜んでいる可能性もあるので、素人判断は非常に危険です。 

4)白色の便が続く場合に考えられる4つの病気 

(1)胆道ガン 

胆道ガンになると、胆汁が正常に分泌されなくなるので便が白くなることがあります。 

(2)急性肝炎 

肝臓の働きが低下することによって、胆汁の分泌がされなくなる、または少なくなることによって便が白くなることがあります。 

(3)先天性胆道閉鎖症、先天性胆管拡張症 

生まれつきの胆道や胆管の障害(器質的疾患)によって、便が白くなっているようなケースです。 

(4)ロタウィルス 

特に子供に多くみられるのがこのロタウィルスによる白い便です。ロタウィルスは別名、白痢とか、白色便性下痢症などと言われていることからもわかるように、白い便が出ることから診断しやすい病気です。 

ロタウィルスが活発になるのは冬場なので、その特に腹痛や嘔吐、高熱をともなう場合にはロタウィルスへの感染が疑われます。いずれにせよ、早く病院に連れて行ってあげてくださいね。 

5)白色の便が続く場合にすべき2つの検査方法 

(1)便検査 

便の色が白いようなら内科や消化器科を受診すると良いでしょう。便の検査をすることによって、何が原因で便が白くなっているのかを調べてもらいます。 

(2)血液検査 

血液を検査することで、ウィルス感染の有無を調べます。

Doctor listening to patient 

6)白色の便が続く場合にすべき3つの治療方法 

(1)抗生物質 

細菌感染によって便が白くなっているような場合には、まずその原因となっている細菌の駆除を行います。きっちりと除去しないと思いもよらない合併症が現れることもあるので、注意が必要です。 

(2)食事療法 

暴飲暴食が消化不良を起こしているような場合には、食事の見直しなどを治療と並行しておこないます。 

(3)保存療法 

インフルエンザなどを除き、ウィルスに対処する薬はありません。なので、ウィルスが自然に排除されるのを待つことになります。 

7)白色の便へ日常からできる2つの予防ポイント 

(1)食べ過ぎない 

「腹八分目に医者いらず」なんて言われますが、暴飲暴食は便の色だけでなく、体にさまざまな悪影響を及ぼすのは言うまでもありません。中年以降は「腹7分目」にすると良いでしょう。 

(2)生活習慣の見直し 

便の色は健康のバロメーターです。生活習慣病にならないためにも、日々の食事や睡眠、運動習慣などを見直して、病気にならない生活をするようにしましょう。 






今回のまとめ 

1)便の4つの色と特徴とは 

2)便が白い4大原因 

3)便が白い場合の対処方法 

4)白色の便が続く場合に考えられる3つの病気 

5)白色の便が続く場合にすべき2つの検査方法 

6)白色の便が続く場合にすべき3つの治療方法 

7)白色の便へ日常からできる2つの予防ポイント