病院で診察中の医者

最近、トイレに行く回数が多くなったと感じることはありませんか。体が冷えるまたは、飲料水の量が増えることで回数は多くなりやすい傾向になりますが、もしかしたら思わぬ病気のサインかもしれません。注意したい3大病気とその治療方法をご紹介します。






トイレの回数が多いのはなぜ?注意したい3大病気と治療方法


1)そもそもトイレの回数が多いとはなに?平均との違いとは

基本的に摂取量に比例してトイレに行く回数は多くなります。1リットルの水分を飲むと2回トイレに行くことが通常と考えられています。そのため、5リットルもの飲料水を飲むと約10回はトイレに行くことはおかしくはありません。しかし、1リットルしか飲んでいないのに10回もトイレにいくとなると膀胱や尿道または他の体の部位に異常がある可能性があると考えられます。

2)この違和感は病気?病気かどうかの見分け方・判断基準とは

お腹下部に痛みや違和感をもつ、トイレに行ったばかりなのですぐにトイレに行きたくなる、または夜中におきてトイレにいくことが多い人は病気の可能性が高いといえます。また、500mlのペットボトル一本につき、3回以上トイレに行く場合も普通以上にトイレに行く回数が多いと考えられるので早い段階で泌尿器科にて検査をしてもらいましょう。

3)なぜ症状があらわれる?トイレの回数が多い場合の4大原因とは

(1)汗の量が少ない

運動量が少ない、または涼しい場所ばかりにいて汗を全然かかないと水分を対外に出すために、排尿の回数が多くなる傾向があります。冬になるとトイレが近くなるのはこれが原因だといわれています。

(2)食生活

膀胱に刺激のある果汁100%のものや利用作用のあるアルコールやカフェイン、また消化器官に刺激がある辛い食べ物などはトイレが近くなる原因となります。

(3)心因性

ストレスを多く感じる生活をしている人はトイレが近くなる傾向があります。仕事で重要な打ち合わせの前やイベント前など緊張するとトイレにいきたくなるのはこのためです。

(4)疾患

膀胱や消化器官の何らかの異常があるとトイレに行く回数が通常よりも多くなる場合があります。とくに尿道、膀胱、前立腺の異常により排尿の量や回数が多くなる人は多いといわれています。

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4)病気の可能性とは?考えられる主な3種類の病気

(1)過活動膀胱

・代表的な症状

いつも徐々に感じる尿意が、過活動膀胱の場合、急に尿意を感じ、かつ漏れそうで我慢できない尿意切迫感といった症状がでます。そのため、トイレにいくまで我慢できず失禁をしてしまうこともあります。他にも夜寝ている間に何度も起床し、トイレにいくといった夜間頻尿もおきます。

・考えられる原因

神経の異常またはその他の2つにわけられます。神経が原因の場合(神経因性)、脳と尿道や膀胱周辺の筋肉を結ぶ神経に異常ができ正常に排尿をコントロールすることができなくなります。その他の場合(非神経因性)女性に多い骨盤底筋力の機能低下や膀胱が過敏になってしまうことが考えられます。

・応急処置としてできる対処方法

以下紹介する対処方法は原因によっては効果のない場合もあるので泌尿器科で原因を調べてから行いましょう。

‐水分摂取量を減らす

水分をいつも以上に少なめにとることで排尿をある程度抑えることができます。また、冷たいドリンクを一気に飲み干すようなの見方はやめ、ぬるめのものを徐々に飲み体への刺激を最小限におさえましょう。

‐定時間我慢する

膀胱や尿道の筋肉が緩んでしまっていることで排尿が我慢できない場合があります。その場合、力を入れて少し我慢をすることで筋肉が徐々に鍛えられ症状が和らぐ場合があります。

・専門家で行われる治療方法

‐薬による治療

症状によって使用される薬の種類や服用期間は異なりますが副作用がある強いものもあるので医師や薬剤師の薬について十分に聞いた上で指示に従い服用するようにしましょう。

‐行動療法

骨盤底筋体操(女性のみ)や膀胱の筋肉を鍛える膀胱訓練が行われ、薬は一切服用する必要ありません。医師のアドバイスのもと正しいトレーニングで排尿をコントロールするようにします。

・日常からできる予防ポイント

対処法にもあるように日常的に尿意を感じたら5分ほどトイレを我慢する癖をつけます。慣れてくると10分、15分と少しずつ我慢する時間を伸ばしていくことで膀胱や尿道の尿をとめる筋肉が鍛えられ、突然の尿意にも対応できるようになります。しかし、それでも症状があるまたは改善されない場合は神経などに異常があることも考えられるため、早い段階で医師に診てもらいましょう。

(2)膀胱炎

・代表的な症状

膀胱炎の場合は慢性と急性でわけられます。急性の場合は排尿時にひりひりとした痛みや尿の色が白く濁っていることが多く症状がわかりやすいです。慢性の場合は急性から慢性になってしまう場合ともともと慢性的に膀胱炎となっている場合があります。症状は急性とそこまでかわりませんが、症状が急性よりもわかりにくく、尿意を感じるとムズムズする、おしっこが出にくいなどがあり、知らない内になっている場合もあります。

・考えられる原因

抵抗力がおちることで侵入した細菌により、炎症が引き起こされる場合がります。膀胱炎の大半の患者は尿道の短い女性に起きやすく、不清潔にするかつ、疲れやストレスで免疫力が低下しているとなりやすいといわれています。

・応急処置としてできる対処方法

‐水分を取り、排尿する

膀胱の中にいる細菌をできるだけ外に排出する必要があるため、水分を多めにとるとともに尿意を感じれば我慢せずにすぐに排尿するようにしましょう。

‐安静にする

疲れや睡眠不足で免疫力が低下したままだと症状が悪化する可能性が高いので安静にし、暖かくして睡眠をとると免疫力が回復し、症状が治まる場合があります。

・専門家で行われる治療方法

膀胱炎の場合は原因となる細菌に応じた薬を服用する治療方法が主となります。抗生物質の服用と同時に漢方薬も処方され場合があり元となる細菌の消滅と免疫力の回復を目的にします。抗生物質の場合は医師から処方された分、全部飲み切るようにしましょう。

・日常からできる予防ポイント

‐十分な睡眠

免疫力が下がる主な要因は睡眠不足といわれています。炎症のある膀胱を回復させるために6時間以上の睡眠を心がけるようにしましょう。

‐清潔を保つ

生理やお腹をくだしたときなど尿道に大腸菌が侵入しないように注意をするとともに汚れたパンツは替える、入浴時しっかりと洗うなどして清潔さを保つようにしましょう。

(3)前立腺炎

・代表的な症状

男性がなる病気で急性と慢性にわかれます。慢性の場合は陰部の不快感や排尿時に違和感をもちますが、急性の場合は高熱や排尿困難などはっきりとした症状が現れます。風邪のような症状と似ているため、気づくのが遅れる場合があります。慢性でも急性でも尿がしっかり出ない頻尿や夜間の排尿が多いなどの症状もあげられます。

・考えられる原因

主な原因としては細菌によるものがそうでないものの2つと考えられています。細菌性のものや大腸菌やブドウ球菌、性交渉で感染のあるクラミジアや淋菌などがあげられます。それ以外の非細菌性の場合は原因が不明の場合もあり、多くはストレスが関係していると考えられています。

・応急処置としてできる対処方法

慢性の場合は原因が不明な場合も多いため以下の対処法では効果がないこともあります。医師に早めに相談の上適切な治療をしましょう。

‐水分を取り、排尿する

膀胱の中にいる細菌をできるだけ外に排出する必要があるため、水分を多めにとるとともに尿意を感じれば我慢せずにすぐに排尿するようにしましょう。

‐ 安静にする

疲れや睡眠不足で免疫力が低下したままだと症状が悪化する可能性が高いので安静にし、暖かくして睡眠をとると免疫力が回復し、症状が治まる場合があります。

・専門家で行われる治療方法

‐薬の服用

膀胱炎の場合と同様に炎症の原因となる細菌を調べた上、それに応じた薬を服用します。抗生物質の服用と同時に漢方薬も処方され場合があり元となる細菌の消滅と免疫力の回復を目的にします。抗生物質の場合は医師から処方された分、全部飲み切るようにしましょう。慢性の場合は気持ちの問題やストレスの場合があるので西洋医学では完全に治すのは難しい場合もあります。薬服用後も症状が続く場合は他の医師のセカンドオピニオンを聞くことも必要となります。

・日常からできる予防ポイント   

‐十分な睡眠

免疫力の低下で細菌による感染を起こしやすいので、睡眠を十分にとり、免疫力を低下させないようにしましょう。

‐ストレスを溜めない

男性は特に仕事のストレスで前立腺を起こしやすいと考えられています。趣味の時間を大切にする、切り替えをしっかりとするなどしてストレスを溜めないように心がけましょう。

5)日常生活から改善を!症状への一般的な予防ポイント

(1)利尿作用のあるものを控える

利用作用のあるコーヒー(カフェインを含む)やアルコール類、または膀胱に刺激を与える果汁100%のジュースは排尿を促しやすいです。そのため、それらの飲料は避け、白湯やカフェインゼロのお茶などを日ごろから摂取するようにしましょう。

(2)体を冷やさない

冬はもちろん、夏でもクーラーがよく聞いた部屋にいると汗がでないことで水分が汗で外にでることができないため、トイレの回数が必然的に多くなります。足や手先は特に冷えやすく、そこで冷えた血液が体全体の冷えを引き起こしてしまうため、暖かい飲み物や厚手の靴下の着用、また、時間があれば少し歩くなどして体を少しでも温めるよう心がけましょう。






今回のまとめ

1)そもそもトイレの回数が多いとはなに?平均との違いとは

2)この違和感は病気?病気かどうかの見分け方・判断基準とは

3)なぜ症状があらわれる?トイレの回数が多い場合の4大原因とは

4)病気の可能性とは?考えられる主な3種類の病気

5)日常生活から改善を!症状への一般的な予防ポイント