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寝起きに胸焼けが起きてしまうとその後の日中の生活に支障が出てしまいます。胸焼けの中には、服薬で治るものから手術適用に至るまで色々な病気または症状があります。そんな寝起きに起きる胸焼けの原因・症状・治療方法などをご紹介します。






寝起きに胸焼けが?試したい対処方法と6大原因を解説


1)そもそも胸焼けとは何?メカニズムとは?

(1)胃酸による影響

まず胃酸というのは、胃から分泌される消化液のことで大変に強い酸性です。それが、食道の方へ何らかの影響で逆流してしまい炎症することが胸焼けになります。

2)原因は何?寝起きに胸焼けが起こる6大原因とは

(1)ストレス

身体に大きなストレスがかかってしまうと胃の機能低下が起きてしまい、よって胃酸が食道の方へ逆流してしまうことになります。

(2)前日の食事内容

前日の夜に暴飲暴食や脂っこい物の摂取で胃に負担がかかってしまい、消化不良へと繋がることで胃酸の逆流が起こってしまいます。

(3)加齢

年齢を重ねると下部の食道括約筋の働きがどうしても低下してしまいます。そのため本来、食べたものがスムーズに下に落ちて消化されることが当たり前ですが難しくなります。結果として炎症を起こし胸焼けの症状の原因となります。

(4)肥満

肥満の方は、お腹に脂肪が沢山付いているので、どうしてもお腹の圧力があがってしまいます。そのため、胃酸の逆流を起こしやすい状態が常にあります。

(5)胃潰瘍

胃にストレスや胃酸分泌過多が生じてしまうと胃潰瘍が出来てしまいます。潰瘍部分は炎症を伴いますので当然、胸焼けの症状が出る原因になります。

(6)悪性腫瘍

食道や胃にがんができてしまうと、その出来物のせいで痛みを感じます。その痛みが、寝起きに起きてしまえば寝起きの胸焼けの原因と言えることになります。

3)試せる処置はあるの?症状への対処方法とは

(1)胃薬

まずは、一般のドラッグストアなど売られている胃薬を使ってみて良いでしょう。それで、胸焼けの症状が治まってしまえば何ら問題はありません。

(2)胃酸を薄める

胃酸が胸焼けの原因なので、水を多めに飲んでみて胃酸の酸性の濃度を低くしてみるのも良いかと思います。

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4)症状が続く場合は要注意!考えられる4種類の病気とは

(1)逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、健康な方では、食道と胃のつなぎ目である噴門部分がしっかりと閉じ食べ物が逆流しないようになっています。しかし、逆流性食道炎の方は、噴門部分の締まりが弱いため消化物や胃酸が食道のほうへ逆流してしまいます。そのため食道が胃酸で炎症してしまい痛みや不快感が出てしまいます。

(2)胃潰瘍

胃潰瘍とは、胃酸分泌と胃壁を保護する粘液のバランスが崩れ胃酸が自らの胃を痛めてしまうとそこが炎症し、やがて潰瘍を形成します。

(3)胃がん

文字通り胃に出来るがんのことですが、原因としては喫煙や食生活の悪さ、またピロリ菌の保菌者は胃がんの発生が高いです。罹患率は主に男女とも40歳代後半以降に高くなってきます。初期段階では、自覚症状は無いですが進行してくると胸焼けや吐き気、食欲不振などといった症状が出てきます。ステージ2まででしたら5年生存率が高いので手術等などの早めの処置が必要でしょう。

(4)食道がん

食道がんは、喫煙と飲酒、慢性的な逆流性食道炎によって出来てしまうがんのことです。罹患率は男性の方が高く女性の5倍罹りやすいのが特徴です。初期は胃がんと同じく無症状のことが殆どで、やがて食べ物が胸につかえる感じや痛みが出てきます。食道がんは、食道の近くにリンパ管があるため転移しやすく初期症状が乏しいことから発見も遅いため予後が悪いがんになります。

5)気になる場合は専門家へ!症状への検査・治療方法とは

(1)検査方法

まずは、消化器内科を受診し問診を受けて下さい。症状が軽いようでしたら投薬にて診察が終わりますが、それ以外でしたら胸部レントゲン、血液検査、胃カメラによる内視鏡検査が行われます。

(2)治療方法

逆流性食道炎と胃潰瘍は、主に薬物療法が一般的で胃酸分泌抑制薬を使用します。しかし胃潰瘍の症状が酷い場合は、内視鏡による手術となります。胃がんや食道がんに関しては、外科手術が第一選択で腹腔鏡手術を行います。進行がんに対しては、放射線治療と抗がん剤で治療を行っていきます。

6)生活習慣を整えよう!寝起きに起こる胸焼けへの予防習慣とは

(1)就寝時の姿勢

就寝時に枕を使わないなどして頭が身体より低くなると胃酸が食道の方へ落ちてきやすい状態になります。したがって、枕などで頭を高くすることで胃酸の逆流を防げます。

(2)肥満の解消

肥満の方は、腹圧が高いために胃酸が逆流しやすくなります。普段の生活習慣に運動を取り入れる事や食事の内容を見つめ直すことで肥満の解消に努めましょう。

(3)ストレスを溜めない

ストレスが溜まると胃の働きが悪くなり胸焼けが起こりやすくなるので、自分の趣味や休息の時間を十分に取ってストレスを溜め込まない様にしましょう。






今回のまとめ

1)そもそも胸焼けとは何?メカニズムとは?

2)原因は何?寝起きに胸焼けが起こる6大原因とは

3)試せる処置はあるの?症状への対処方法とは

4)症状が続く場合は要注意!考えられる4種類の病気とは

5)気になる場合は専門家へ!症状への検査・治療方法とは

6)生活習慣を整えよう!寝起きに起こる胸焼けへの予防習慣とは