お腹を押さえている女性

便がゆるいと感じる経験をお持ちではありませんでしょうか。いわゆる軟便といわれるものになりますが、どういったことが原因で起こるのでしょうか。また、健康的な便とどのように違い、それぞれの症状や具体的な対処法についてみていきましょう。






軟便が続く原因とは?確認したい2大原因と対処方法


1)そもそも軟便とはなに?健康的な便とは

軟便と下痢のちがいはそもそもどこにあるのでしょうか。一番判りやすいのが、水分量の違いです。軟便は塊として形が残っているような状態になります。下痢は飛び散るように排出されるので違いはわかりやすくなります。便には硬便、普通便、軟便、泥状便、水用便(下痢)となりますが、健康的な便とは普通便と呼ばれるものをさします。表現では言い表しにくいのですが、適度なやわらかさの便というのは健康な便といえます。通常の便は60~70%の水分が含まれていますが、それよりも10%多く水分が含まれている70~80%のものは軟便といわれています。

2)症状をチェックしよう!軟便かどうかの症状とは

下痢か軟便かというのは水分量の違いで起こると説明しましたが、暑い日などにつめたい飲み物やアイスなどを食べてお腹をお冷やしてしまったときの下痢は急激に冷えるために水分が吸収されずに排出されるというものです。これは、ひえによる為に水分吸収がされず便が柔らかくなったものです。軟便と下痢の違いで重要なポイントとなるのは原因か病原菌によるものかそうでないかという点です。

3)何が原因?軟便の2大原因とは

(1)生活習慣

腸の乱れによって水分コントロールが乱れてしまい、便中に含まれる水分が通常より多くなって体外に排出されたものをさします。生活習慣の乱れというのは、アルコール類の過剰摂取であったり、暴飲暴食をしてしまったり、サプリメントの摂取のし過ぎといった原因が考えられます。腸内では食べたり飲んだりしたもののカスと腸内の悪玉菌が水分と一緒に排出されます。生活習慣に問題がなければ通常便として排出されます。

(2)ストレス

もうひとつ考えられる原因とその理由とはストレスです。ストレスが原因としておこる病気として過敏性大腸症候群というものがあります。この過敏性大腸症候群も軟便が起こる原因のひとつとされています。

4)試せる処置はある?症状への解消方法とは

(1)生活習慣

生活習慣の見直しを行います。暴飲暴食などによる胃腸の働きを悪くするような行動や、アルコールの過剰摂取等は腸内で水分を吸収できなくなってしまうために軟便をおこしやすくなります。そうした生活習慣を見直してみましょう。

ただし、生活習慣を見直しても症状が改善されないという場合には何らかの病原菌が原因である可能性があるため注意が必要です。下痢止めの市販薬の利用も良いのですが、細菌性だった場合には、細菌を出す為に下痢という症状(もしくは軟便)として体外に排出をする為、一度医療機関に診断をしてもらったほうが良いでしょう。

(2)ストレス

ストレスが原因で起こるとされているのが、過敏性大腸症候群で軟便を引き起こします。ストレスというのは身体的ストレスで起こる場合と精神的ストレスで起こる場合がありますが、身体的ストレスとしては過労や不規則な生活、食生活の乱れといったものがあげられます。こうした原因を改善させることが解消法のひとつといえます。精神的ストレスというものであれば、何がストレッサーとなっているのかわかればストレスの原因を取り除くようにします。しかし、中々原因を取り除くのは難しいので、ストレスを解消できる方法を見つけましょう。

(3)冷え

冷えが原因で腸を刺激してしまい、水分吸収がうまくいかないという可能性もあります。冷たいものの食べ過ぎや飲みすぎ以外にも、冷房の効いた環境や冬場の寒い環境で体温が低下してしまうと起こる可能性があります。身体を冷やさないようにする事が大切です。

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5)これって病気の前兆?病気かどうかの判断基準とは

急性以遠の場合であれば、軟便や下痢以外にも激しい腹痛という症状が出てきます。冷えなどが原因出れば数回下痢をする程度で症状は改善されますが、細菌性の場合などは1日に10回以上もトイレにいかなければ行けないという事になりますので、他に痛みがあるかもしくはどの位の頻度で下痢や軟便が起きているのかということで、病気であるかどうかの判断基準になります。

6)症状が続く場合は要注意!可能性のある2種類の病気とは

(1)過敏性大腸炎

腸内に異常はなく、潰瘍性大腸炎やクローン病などの消化管に炎症が出る病気とは違って腸内は綺麗です。しかし、下痢の頻度は高く、下痢止めを使用しないといけないといけない状況にまでなってしまいます。下痢のほかにもガスや便秘といったお腹に不調があるというのも特徴です。死に至る病では有りませんが、本人は苦痛を伴いますので医療機関を受診しましょう。

(2)大腸がん

がんには様々な種類がありますが、日本人がなくなるトップのがんと言えるのが大腸がんになります。結腸や直腸で発生するのかによっても症状は異なってきますが、便の形状が細くなる・血便が出る・腹痛が起こる・下痢が続く・下痢と便秘が繰り返されるといった症状が出てくると大腸がんの可能性も出てきます。医療機関を受診して、原因をはっきりさせたほうが良いでしょう。

7)早期検査を!症状が続く場合に試したい検査・治療方法

(1)検査方法

命に係わる大腸がんの検査として、直腸検査、注腸造影検査、内視鏡検査などが主流です。直腸検査は肛門から直腸に指を入れて腫瘍がないかを確認します。注腸造影検査はバリウムと空気を肛門から注入し大腸のレントゲン撮影を行う検査になります。内視鏡検査は小型カメラが付いている内視鏡を肛門から入れて行う検査になります。

(2)治療方法

治療法は大腸がんだと診断された場合、ステージによって異なってきますが、ステージⅠという診断であれば内視鏡治療が行われます。細長い管の医療器具を肛門から入れて大腸の内側からがんを取り除きます。ステージⅠ~Ⅲの場合には手術が選択されます。大腸の周りのリンパにも転移している可能性があるので、リンパ節までとることがあります。ステージⅣでは手術で取り除きますが、その後抗がん剤を用いた治療を行うこともあります。その他に放射線治療が行われることもあります。

8)生活習慣から予防を!軟便への予防習慣とは

(1)食生活

暴飲暴食をさけることと水分の取りすぎに注意をします。夏の暑い時期だからといって冷たい飲み物やアイスをたくさん摂取してしまうと、腸内で水分が吸収しきれなくなってしまいます。それにより軟便が発生してしまいます。アルコールの飲みすぎや、脂っこいものの食べすぎなども腸内の働きを悪くするので食生活に気をつけます。

(2)規則正しい生活習慣

規則正しい生活習慣というのを心がけることで腸の働きが良くなります。睡眠不足は、身体へのストレスとなり腸の働きを悪くしてしまう恐れがあります。早寝早起きをし、規則正しい生活リズムを作ることで体へのストレスを減らしましょう。また、適度な運動というのも整腸作用効果があります。1週間に2日~3日程度身体を動かして心も身体もリフレッシュできるようすることでストレスによる腸の不活性化を予防する事ができます。






今回のまとめ

1)そもそも軟便とはなに?健康的な便とは

2)症状をチェックしよう!軟便かどうかの症状とは

3)何が原因?軟便の2大原因とは

4)試せる処置はある?症状への解消方法とは

5)これって病気の前兆?病気かどうかの判断基準とは

6)症状が続く場合は要注意!可能性のある2種類の病気とは

7)早期検査を!症状が続く場合に試したい検査・治療方法

8)生活習慣から予防を!軟便への予防習慣とは